鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成21年 4月 市況情報
全般的に天然物は上旬から中旬にかけて順調に入荷したが、中旬から下旬にかけてはシケ等が多く入荷量も減少傾向だった。市況的には、後半の相場は浜値が高値傾向で、せり値は弱含み傾向であった。
春にかけては生食用の商材と焼物用の商材が共に荷動状態がよくなり、相場もそれにつれて堅調に推移してきた。
行楽シーズンに向け春夏商材が少し動き始めている。価格的には前年同期とほぼ推移している。
主要品目の市況
マグロ |
生物、冷凍物共に荷動き状況は悪く、良質物だけが若干の動きがあった。市場の状況は弱含みの相場で推移した。 |
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ア ジ |
丸アジは山口、九州方面の入荷が中心。型的には150~200gが主体で量販店での需要が多く、高値で推移した。 |
スルメイカ |
山口、九州方面の入荷が中心。型的には小型が中心で水揚げも少なく月を通して高値で推移した。 |
サ バ |
房州、三重方面の入荷が中心。型的には三重方面は600~800gが中心で、房州方面では400~600gが中心だった。漁獲量は順調で平均的な相場で推移した。 |
冷凍サバ |
国産の冷凍サバは品薄状況である。ノルウェー産のサバ原料に関しては、相場は横ばいで推移した。冷凍サバフィーレは、大型サイズが高値で推移している。 |
冷凍イカ |
国産スルメ、マイカに関しては、鮮魚品の入荷が少ないため高値で推移した。 |