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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成21年 12月 市況情報

鮮魚

上旬から中旬にかけて時化含みの天候が続き入荷量が少なかった。
後半、養殖物関係、天然物(正月商材)は若干の動きはあったが数量的には前年を下廻った。

冷凍魚

冷凍物の高級商材が昨年より相場が全面安となった。安値で下落した商材に関しては荷動きが見られたが、値ごろ感が合わない商材は荷動きがピタリと止まる状況であった。

加工水産物

加工品では年末商材が動き出すのが遅かった。エビパックや珍味系は動きは良かったが数量的には昨年を下廻った。

主要品目の市況

マ グ ロ

生マグロに関しては、前半は入荷量も少なく周りの相場にもついて行けず悪戦苦闘したが、後半にかけてはクリスマスを終えた頃から入荷量も増加し、年末の相場は崩れ価格が急降下した。
冷凍キワダマグロに関しては、良質物は荷動きがあるが、中間のすそ物は人気がなく弱含みで推移した。全体的に荷動きが悪かった。

ア   ジ

平アジは北陸方面の入荷が主体。中旬から下旬にかけ豊漁が続き安値で動いた。型的には300g物が主体であった。
丸アジは和歌山方面が主体の入荷で、巾着漁の入荷があったが、漁模様が悪く量販の引きが強く高値で動いた。

スルメイカ

初旬から中旬までは青森・北海道方面の入荷が主体だったが、中旬から下旬にかけては九州方面からの入荷主体だった。量的には20杯入りが中心で水揚げも安定し比較的安値の相場で推移した。

サ   バ

九州方面からの入荷が主体。中旬までは700g~800gの中型も安定して入荷したが高値で相場は推移した。

冷 凍 サ バ

冷凍サバラウンドに関してはノルウェー産の新物は入荷してきているが、昨年物の消化ができていない為市況としてはゆるやかな下げ相場である。

冷 凍 イ カ

輸入物の相場は横這い推移。国産物は漁期が終わりに迫り相場はじりじりと上相場になると思われる。

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