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市況情報

野菜・果実の市況:平成22年   2月 市況情報

野菜

(入荷動向)2月の主要品目(大根・白菜・キャベツ)は、雨と曇天の日が多かったため、入荷は前年に比べ96%(入荷量1,644t)と減少した。
品目別では、大根・白菜・ほうれん草・白ねぎ・トマト・生しいたけ・えのき茸・しめじ・洋にんじん・なんきん・さつま芋・なが芋は前年を上回った。また、キャベツ・青ねぎ・にら・ブロッコリー・レタス・なす・ピーマン・玉ねぎが前年を下回った。尚、きゅうり・じゃが芋はほぼ前年並みで推移した。
(価格動向)天候不順で全般的に生育不良となり、価格は前年に比べ114%(kg当り222円)と好調な販売となった。品目別では、大根・キャベツ・ほうれん草・白ねぎ・青ねぎ・にら・ブロッコリー・レタス・きゅうり・ナス・トマト・ピーマン・なんきん・じゃが芋・なが芋・玉ねぎなどは前年を上回った。また、白菜・えのき茸・洋にんじん・さつま芋は前年を下回った。なお、生しいたけ・しめじはほぼ前年並みで推移した。
従って、売上高は前年に比べ109%とまずまずの販売で終了した。

果実

(産地及び入荷状況)柑橘類は、みかんこそ前年を大きく上回る入荷であったが、伊予柑を初め他の中晩柑類は前年を下回る物が多かった。りんごは産地の在庫が少なく全ての品種で入荷が下回った。いちごにおいても、天候不順の影響が大きく前年を下回った。アールスメロンは前年を上回ったものの、キウィは前年を下回った。輸入品は、バナナが前年並みであったものの他の柑橘やパインなどは大きく前年を下廻った。
(消費及び価格状況)果実の消費状況は、相変わらず厳しく柑橘類はみかん以外は入荷が少なかったもののほとんどの品種で前年を下回り、いちごも入荷減の単価減であった。りんごは、数量が大きく落ち込む中前年を1割以上上回った。アールスメロンは前年を大きく下回り、キウィは若干上回った。輸入品は、バナナが前年に比べ83%(kg当り147円)と下回ったが、他の柑橘類は入荷減を背景にほぼ前年の単価を上回った。
そのような状況の中、総体入荷量は481tで前年に比べ95%、総体売上金額は前年に比べ86%、総体単価はkg当り270円で前年に比べ91%で終了した。

主要品目の市況

大 根

徳島・鹿児島県産を主力に、兵庫県産の販売であった。入荷は前年に比べ108%(入荷量152t)と大幅減となった前年から比べれば若干増加となった。価格的には前年より若干低く推移したため、前年に比べ105%(kg当り69円)とまずまずの販売で終了した。

白 菜

主力3県の他、愛知・熊本・宮崎県産の販売であった。
入荷は前年に比べ102%(入荷量143t)と若干増加となったが、価格的には前年と比べ75%(㎏当り55円)と低調な販売で終了した。

キャベツ

主力3県のほかに岡山・鹿児島県産の販売であった。入荷は前年に比べ59%(入荷量108t)と大幅減となったが、価格的には前年に比べ136%(kg当り117円)と好調に推移した。

みかん

和歌山県産の個選が中心となり、数量も前年に比べ152%(入荷量141t)と潤沢な入荷であったが、単価は前年に比べ70%(kg単価117円)と低迷した。

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