鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成22年8月 市況情報
8月も例年より海水温が高く、旬のサンマが不漁で売上は減少した。
他品目も例年より入荷は少なめで推移した。刺身物関係の販売は良かったが、焼き物関係の販売は悪かった。
中国の内需が強まり様々な凍魚において浜値が急上昇している。
今後、商品の値上げが予想される。
湯引きハモの活〆原料が不足した。サンマ関係の加工品も原料が不足しているため、入荷がしづらい状況だった。
主要品目の市況
マ グ ロ |
8月前半は生マグロ・冷凍マグロ共に盆休み前とあって相場が高かった。盆休みが終わった頃から下げ相場になった。生マグロは先月に引き続き不漁のため、相場は落ちず周りの引き合いが強かった。 |
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ア ジ |
丸アジは兵庫・三重方面からの入荷が中心。兵庫の丸アジの水揚げが順調だったため、比較的標準相場で推移した。 |
スルメイカ |
青森方面中心の入荷となった。型は20杯入から25杯入りが主体。水揚げは順調で平均相場で推移した。 |
サ バ |
真サバは三陸方面からの入荷が主体。型は800g~600gが中心。時期的に身質が不良で入荷が少なかった。ゴマサバは和歌山・三陸方面からの入荷が主体。型は600g~500gが中心で量販店主体に流れ、身質も良好で入荷も順調だった。 |
冷 凍 サ バ |
国内産サバの在庫が少なく、kg当り50円~60円の値上げとなっている。冬から新物の搬入が始まるが、相場は安値にはならないとの予想である。 |
冷 凍 イ カ |
スルメイカ漁が始まり1ヶ月強になるが型は小型サイズが中心。 大型サイズは1ヶ月~2ヶ月ほど掛かる見込みである。 |