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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成25年 2月  市況情報

鮮魚

2月に入り例年以上にシケ模様の日が多く、産地相場も比較的に高値安定が続き販売価格に大きく影響し商戦としては非常に苦戦した。入荷量の少ない日でも販売価格に反映されず前売り状況は悪く月の市況にも大きく影響した。円安に転換した事で輸入品の単価も上昇した。特にサーモンなどに影響を及ぼしたのは非常に厳しかった。

冷凍魚

気候も悪く全般的に荷動きは悪かった。円安傾向の流れにより輸入水産物全般に浜単価が値上げにつながり荷動きの悪さに拍車をかける事になった。

加工水産物

輸入品目などの単価も円安のため値上げの状況になり、販売に関しては国内外ともに伸び悩みの状況が続いている。
旧正月なども含め販売数量、単価とも伸び悩みの状態、前売りも停滞の状態で推移している。

主要品目の市況

マグロ

冷凍キハダは太平洋静岡と大西洋神奈川が中心に入荷した。
相場的には旧正月明けということもあり前半は引き合いも強かったが、連休を過ぎたころから相場は下げ相場の傾向に陥った。
生キハダはシケや、中国・台湾などの旧正月ということもあり、輸入マグロは数量的に減少し浜値は高騰し、国内物の相場も影響を受け高騰した。

ア ジ

丸アジは、中旬まで九州、東海方面主体(豊浜)の入荷が続き平均相場を下回る結果になった。中旬から下旬にかけては和歌山方面も入荷したが月を通し低調な相場が続いた。
平アジは、入荷が少なく九州方面主体で相場は高値相場が続いた。

スルメイカ

九州方面の定置物も入荷しだし相場は安定した。
釣物は、山口県・福岡県主体に入荷し、サイズは20尾入り主体の入荷だった。下旬にかけては、シケの日が増加し単価は産地状況は高値が続いたが、販売価格は平均的な相場で推移した。

サ バ

真サバは、東海・千葉方面主体の入荷だった。時期的に良品の少ないこともあり相場は低調だった。数量的には順調な入荷が続き安定サイズは600g~800gの中型が主体だった。

冷凍サバ

輸入品は、商社の買い付け数量が少なく、円安傾向に伴い産地相場は強含みで推移した。
国産産の品物も大型サイズが少なく浜相場は強含みで推移していくと予想される。

冷凍イカ

円安のため輸入品の浜相場はかなり強含みだった。
船凍スルメイカは、全サイズ物量が少なく、相場はかなり強含みで推移した。

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