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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成26年 3月  市況情報

鮮魚

全体的に近海物は瀬戸内海のいかなご漁の操業が始まり、その影響で他魚種の漁が休み入荷量が減少した。
青物・一般物は、水温等の関係から例年通りの漁獲がなく、入荷量は減少した。

冷凍魚

鮮魚の入荷が少ない関係で、冷凍魚貝類の引き合いが強く、荷動きは活発だった。相場も、海外の漁模様が悪いことや、円安、燃料高の影響で高値保合だった。

加工水産物

塩干品は、国内、海外産原料のどちらも漁獲状況が悪く、相場高値保合だった。

主要品目の市況

マグロ

生マグロは、キハダ・メバチとも入荷数量は減少したが、相場弱含みだった。
冷凍マグロは、インド洋、太平洋産キハダ中心で順調に入荷した。
相場は、やや弱含みだった。

ア ジ

平アジ、丸アジ共に四国九州方面中心の入荷だった。
平アジは、大型から中型サイズ中心(3kgで6~8尾入り)だった。
丸アジは、中型から小型サイズ(250g~180g)中心の入荷だった。
相場は、平アジが㎏当たり1,000円~800円、丸アジで600円~350円だった。

スルメイカ

各地、例年に比べて漁獲が悪く、入荷量が減少した。
山陰、山口、長崎方面中心の入荷で、相場は箱で4,000円~3,000円で相場高だった。

サ バ

真サバは、千葉、静岡方面中心の入荷で、今月に入り抱卵した固体が多く、脂乗りも悪いため、1尾900g~700gの大型サイズはそこそこ引き合いが合ったものの、500g以下のサイズは量販店向けの需要はあったものの、前売りでの引き合いは少なかった。

冷凍サバ

ノルウェー産の大型サイズの漁獲が薄く、ラウンド、フィーレとも、無いもの高の状況だった。中・小型サイズも円安や海外勢の引き合いの影響で昨年に比べ120%の相場だった。
代替品として、国産(八戸、石巻、銚子)水揚の国産サバをお勧めします。

冷凍イカ

スルメイカ、剣先イカ共に、漁期が端境期のため、引き合いは強いが、昨年の漁獲がどちらも悪く相場が強い展開だった。
紋甲イカも、円安や漁獲量減少の影響で相場高値保合だった。

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