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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成28年4月

鮮魚

全体的に入荷順調。相場保合。

冷凍魚

国産のスルメイカや、アルゼンチンマツイカなど、ツツイカの安いものがどれも不漁のため在庫が少なく、相場が高騰してきました。
帆立玉冷など一部商材は不漁の為相場高騰していますが、それ以外は保合で推移しています。
来月も、今月同様の展開を予想します。

加工水産物

鮭鱒類は、GW前から相場がやや強含みの展開になってきました。チリ現地での現場での稚魚の斃死問題などから、商品はやや欠品が出始めました。
春ちりめんは、漁模様も順調で、相場も販売しやすい価格帯になりそうなので拡販が期待できます。
煉製品は、春夏商材の切り替えも終わり、季節商材の拡販に的が移ってきています。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

水産物は、インドネシア、台湾産中心の入荷で、入荷少なめ、相場保合。
来月は、国内物の入荷増が見込まれますが、全体としては入荷少なめ、相場保合~やや強含みと予想します。
冷凍物は、各地より入荷順調、相場保合。
来月も同様の展開と予想します。

真鯛(天然・養殖)

天然物は、産卵期のため漁獲が多く、入荷順調、相場保合~やや弱含みでした。
来月も同様の展開と予想します。
養殖物も順調ですが売れ行きは低調で相場はやや弱含みでした。
来月は入荷順調、相場保合と予想します。

鯵・鯖

鯵は、昨年よりは入荷も多く、入荷順調、相場保合で推移しました。
来月は、入荷は昨年並み、相場保合と予想します。
鯖は、小型サイズ中心の入荷で、大型サイズは少なく、入荷順調、相場は小型が多い為やや弱含みでした。
来月は、入荷は昨年並み、相場保合と予想します。

スルメイカ・剣先イカ

スルメイカは、入荷少なく相場高騰したままです。
来月も、各地漁ははじまりますが、冷凍物の在庫も少ないことから、入荷少なく相場強いと予想します。
剣先イカは、昨年より入荷少なく、価格も高値にはりついたままでした。
来月は、今月よりは入荷増えるものの、入荷少なめ、相場強含みと予想します。

貝類・うに

GWにむけて、ウニは品薄状態が続き、相場高騰でした。
他の貝類は、一部熊本地震で九州方面の入荷が無かったものの、おおむね順調でした。
来月は入荷順調、相場保合と予想します。

冷凍カレイ

カラスカレイは相変わらずの高値安定ですが、これから各地漁がよければ相場が弱含んでいるでしょう。

冷凍鯖・鰆

鰆、鯖とも入荷順調、相場保合。

冷凍えび

養殖海老のバナメイ、ブラックタイガーとも、国内在庫が逼迫しているものの、相場は保合。
天然海老系は、南方物は入荷少なく相場高値安定。北洋物は入荷順調、相場保合。

ちりめん・煮干・丸干

いかなごは、不漁のため殆ど取り扱いがありませんんでした。
いかなご漁のあとにスタートした春ちりめん漁は、大阪湾中心にある程度まとまっていて、淡路産中心の入荷で価格はkg2300円前後の販売しやすい価格帯でスタートしました。天候次第ですがある程度入荷が見込めるため今後に期待です。

汐鮭・汐鯖

鮭鱒は、紅鮭は新漁待ち、養殖物は、稚魚の斃死騒ぎの影響で、チリからの入荷が見込めず、欠品するサイズが出てきました。今後国内在庫の値上げも予想され、売れゆきにブレーキがかかりそうです。
鯖は国内は新漁待ち、ノルウェー産中心の販売になります。

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