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市況情報

野菜・果実の市況:平成28年5月

野菜

5月の野菜は、白菜が前年の平均単価の半値、キャベツは4割安、又、レタス・トマトも2割安、玉葱は3割安だったが、胡瓜・茄子については成り疲れや朝晩の冷え込みで供給量が減少し、単価は前年同月を上回った。
法蓮草も供給減で中旬以降相場が上昇し、豆類などの季節商材も全体的に不作傾向で堅調な相場展開であった。
野菜全体的には平年価格を上回るものの、異常気象による高値の前年には届かなかった。

果実

5月期においては、各品目で入荷量減少傾向となった。柑橘類(甘夏・八朔等)は好天に恵まれ前進出荷となり、不作で供給が大幅に減少した。リンゴ類は価格高で動きが鈍かった。苺は気温上昇と前進出荷の影響で切り上がりが早まった。西瓜については、中旬より気温上昇に伴い順調な入荷となり、荷動きも良好であった。
数量減、単価高傾向で推移した1ヶ月であった。

主要品目の市況

玉ねぎ

県内産も九州産も前年より価格安で推移したが、佐賀県産のベト病等の被害の為不作となり、中旬以降は相場が急騰した。

胡瓜

各地では生育順調の中、上旬については潤沢な入荷が見られたが、中旬頃成り疲れも見られ、価格の回復が見られた。

トマト

九州産地中心の販売で、中旬以降は小玉中心となり大玉は不作傾向となった。大玉からの引き合いが強くなったが、全体では昨年を下回る価格で推移した。

西瓜

比較的天候に恵まれ気温も順調に上昇した。それに伴い荷動きも順調であった為、単価については安定していた。下旬より高価続きの影響で若干弱めの相場となった。

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