ホーム > 統計室:市況情報 > 鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成28年7月

市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成28年7月

鮮魚

鮮魚全般に漁良く、順調

冷凍魚

来月の盆需要までの間は、ほぼ保合相場にて推移すると思われます。
イカ関係では、スルメイカが新物も少なく在庫もほぼ払拭されているため、そうばが急騰しています。

加工水産物

夏物商材も終わりに近づき、冬物商材の商談が始まる時期になりました。
秋物商材も、原料事情の悪化から、商品の価格改定か量目変更による値上げの話が各メーカーより出ている状況です。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

生キハダ・・・量少なく、前年上回る相場見込み

冷凍キハダ・・・保合相場で前年よりやや強含みの見込み

真鯛(天然・養殖)

天然真鯛・・・量少なく、前年上回る相場見込み

養殖真鯛・・・浜値上昇し、苦戦する

鯵・鯖

アジ・・・平アジ、丸アジとも、入荷、相場とも昨年並みの見込み

鯖・・・相場は昨年より高い模様

スルメイカ・剣先イカ

スルメ・・・青森、北海道産中心の入荷。型も良くなり安定した入荷に期待。

剣先イカ・・・長崎県産中心の入荷で、昨年よりも漁は少なめで相場もやや強含みでした。来月も、今年並の入荷を予想。

貝類・うに

貝類・・・サザエは愛媛県産中心の入荷で、入荷順調、相場やや強含みで推移しました。他の2枚貝のアサリ、ハマグリなどは、台風や時化の影響で入荷が少なくなる。

うに・・・ロシア産、淡路産赤ウニ中心の入荷。漁少なく浜値高いため、入荷少なかった。

冷凍カレイ

カラスカレイは中国サイドの買い次第で相場が振り回されている状況です。
相場は今のところは保合で推移しています。

冷凍鯖、鰆

さわら・・・中国産中心の入荷です。入荷順調、相場保合で推移しています。

鯖・・・ノルウェー産中心の入荷。在庫も多く、相場保合。

冷凍えび

養殖エビは、各産地とも水揚げのピークを迎えようとしていますが、ブラックタイガーは各産地とも生育が遅れており入荷が予定よりも遅れそうです。また、バナメイの生産量が増えてきており、ブラックタイガーの生産量は少なそうです。
相場はどちらも保合を見込んでいます。
天然海老は、大型は国内在庫少なく、小型サイズ中心の荷動きです。

ちりめん・煮干、丸干

ちりめんは、各産地とも春・夏漁が一段落し、現在は在庫品の販売になっています。相場はkg2,000円前後中心の相場で推移しています。
煮干は、愛媛、香川県産の在庫品の販売で、kg1,300前後の相場で推移しています。

汐鮭・汐鯖

汐鮭は、天然物の漁がアラスカの紅鮭などではじまりましたが、漁模様が良くないようで、ほかの養殖のチリ産の銀鮭、トラウト、アトランの相場形成に悪い影響が出ているようで、相場強含みです。
汐鯖は、ノルウェー産中心の展開ですが、大型原料が少なく、小型サイズ中心の展開になっています。

ページトップへ