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市況情報

野菜・果実の市況:2019年4月

野菜

4月の野菜は冷え込みの影響もあり、中旬にかけて単価が上昇するも、下旬にかけて数量増や荷動きの悪さから値を下げた品目もあった。
大根、白菜、ピーマン、馬鈴薯等は前年を上回る単価で推移した。
北海道産主力の玉葱、馬鈴薯等は順調な出回りであり、単価も堅調であった。

果実

4月の実績は、販売金額5,627万円(前年比75%)、入荷数量169t(前年比78%)であった。
前月から引き続いて、好天に恵まれた事により、全体的に前進出荷傾向となった。主力の柑橘類やりんご類等、重量品目においては、一週間程度出荷や切り上がりが昨年より前倒しとなり、入荷数量の減少が顕著になった。また、単価については、キズや着色不良が目立ち小玉化傾向も重なった事もあり低調な時期が続いた。
西瓜については、4月前半から順調に入荷し、昨年を上回る入荷があった。
苺については、業務需要は順調な販売が続いたが、量販店等の販売が苦戦し、月末まで価格は低調であった。
輸入果実では、バナナが残留農薬の影響で数量減となり、アメリカ産オレンジは現地天候不良の為、輸入量が減少した。

主要品目の市況

キャベツ

各産地共に、順調な出回りであり、単価については前年を下回る結果で終了した。

人参

徳島県産中心の販売。生育順調で潤沢な出回りであった。価格については、前年の高値に比べ大幅な安値で推移した。

ふじ

産地残量の多いサンふじの下位等級品の入荷比率が高く、小玉化傾向も重なり単価安傾向となった。

いちご

暖冬傾向の影響を受け、出荷がやや前寄りとなったが、4番果は順調に出荷された。しかし、販売に苦戦し、単価は低調であった。

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