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市況情報

野菜・果実の市況:2022年6月

野菜

6月の野菜の実績は、取扱数量860t(前年比88.7%)、取扱金額13,828万円(前年比87.2%)でした。
6月は、入荷量減で推移しましたが、消費の低迷及び例年以上の高温傾向により、スーパーの販売量が伸び悩み、加えて家庭での需要が落ち込んだため、苦しい販売展開となりました。

果実

6月の果実の実績は、取扱数量148t(前年比90.0%)、取扱金額5,301万円(前年比97.0%)でした。
日照時間や降水量が平年と比較して大きく違い、どちらかと言えばカラ梅雨傾向となり、施設栽培品目やいちご、柑橘類等の春季品目の切り上がりが早まり、桃や葡萄類などの夏季品目は着色不良により出遅れたため、全体的に少ない入荷数量となりました。
しかし、西瓜は昨年度を上回る入荷数量で、天候の影響も相まって堅調な単価で推移しました。
りんご類は青森県産の産地在庫が少なく、入荷量減、単価高のまま6月の販売を終えました。
輸入果実は原油高や昨今の世界情勢の影響を大きく受け、ほぼすべての品目の取扱数量が減少しました。

主要品目の市況

玉葱(兵庫県)

依然として昨年を上回る販売単価で推移しており、荷動きは良くありませんでした。

メークイン(熊本県他)

気温の高温傾向と消費の低迷により、前年を下回る販売単価で推移していましたが、荷動きは良くありませんでした。

ふじ(青森県)

産地在庫が少なく、入荷数量は半減しました。
そのため、高値水準での販売が先月同様に続き、売場面積が広がることもありませんでした。

西瓜(鳥取県、熊本県)

カラ梅雨及び他品目の単価高傾向が重なり、月内を通して安定した販売相場で推移しました。
出荷後半となった熊本県産等の産地においては、大きな値動きはなく販売されました。

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