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市況情報

野菜・果実の市況:2022年9月

野菜

9月の野菜の実績は、取扱数量838t(前年比99.5%)、取扱金額16,875万円(前年比101.7%)でした。
入荷数量は前年比と変化なく推移しましたが、野菜全般で天候不順の影響で生育が思わしくなく、品薄感が感じられました。
また、人参、果菜類の入荷数量が少なく、販売単価は高値で推移しました。

果実

9月の実績は、取扱数量183t(前年比104.9%)、取扱金額6,045万円(前年度比99.6%)でした。
天候不順の影響で主力品目の入荷量が不安定でした。
中旬までの残暑の影響で西瓜の販売需要が高まり、シーズン終盤まで順調に販売しました。
梨類は不作傾向であった昨年より入荷数量が増加し、品質は良好で、月内を通して安定した価格相場で推移しました。
ぶどう類は入荷数量が増加しましたが、安定した価格相場で展開しました。
りんご類、柿類、極早生みかんは、7~8月の猛暑の影響で着色遅れが目立ち、中旬まで販売数量が減少傾向となりました。
輸入果実は、先月に引き続き、円安や原油価格の上昇傾向の影響が大きく、全体的に入荷数量は大きく減少し、売場スペースの確保にも苦戦し、低調な販売となりました。

主要品目の市況

メークイン(北海道)

潤沢な出回りでしたが荷動きが悪く、相場は安値で推移しました。

人参(北海道)

雨の影響を受け流通量は少なく、相場は高値で推移しました。

豊水(鳥取県、徳島県)

平年並みの入荷量だったものの、高い気温の状態が続いた中旬頃まで品質は良好で、順調な販売でした。

つがる(長野県、青森県)

高い気温が続いたことから着色遅れの傾向が見られ、やや遅れ気味のスタートとなりましたが、玉肥大は良好で、安定した価格相場で推移しました。

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