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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2017年9月

鮮魚

全体に時化多く、入荷減少。

冷凍魚

冷凍魚全般的には保合相場ですが、一部入荷量の少ないものは、相場強含みに。

加工水産物

年末に掛けて原料状況の厳しい商材ばかりで、商品の大半が値上げになると思われます。
国産原料では、秋刀魚やカツオが、輸入物では湯タコ、海老が値上げの中心になると見込まれます。

主要品目の市況

真鯛

天然真鯛は、漁少なく、相場強い。
養殖真鯛は、浜値が高騰し、相場強含みに。

鯵、鯖

平あじは、九州各地、和歌山県産中心の入荷でした。サイズは250~300g中心の良型が中心であったが価格も、サイズがいいだけに高値安定でした。

スルメイカ、剣先イカ

スルメイカは、北海道、青森県産中心の入荷でしたが、例年に無くサイズが小型中心の入荷でした。相場は、例年の50%増しの相場で推移していましたが、最近やっと少し落ちついてきました。
剣先イカは、九州各地、山口県産中心の入荷で、入荷少なめ、相場やや強含みでした。

貝類、うに

あさりは、高水温の影響で品質が低下し、入荷、注文とも少なかった。
牡蠣は、宮崎県産の岩牡蠣中心の入荷でした。

冷凍かれい

カラスカレイは、為替の影響で相場やや強含みに推移。
フィーレなどの加工品も、原料相場につられてやや強含みに推移。

冷凍鯖、鰆

サバは、大型サイズ少なく、相場強含み。

冷凍えび

ブラックタイガーは、年末に向けて引き合い多く、相場強含み。
バナメイは、保合相場にて推移。

ちりめん、煮干、丸干

ちりめんは国産の兵庫県産が中心に販売されていて、kg2,000円台中心の相場で推移しています。
煮干は、広島、愛媛、香川県産中心の入荷で、入荷順調、相場保合で推移しています。

汐鮭、汐鯖

チリ産銀鮭、トラウトなどの養殖鮭鱒は、価格が高騰しすぎて、高値疲れから販売がへばってきました。
一方、天然物は、アメリカ産の紅鮭の搬入がほとんどなく、ロシア産紅鮭も、あまり漁獲がよくなかったため、値上げと数量減少が同時に発生しており、今後年末商戦に向けて、厳しい状況になりそうです。

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