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市況情報

野菜・果実の市況:2021年5月

野菜

5月期の実績は、取扱数量943t(前年比95.7%)、取扱金額15,812万円(前年比105.2%)でした。上、中旬は野菜全般に出回りが潤沢となった事に加え、大型連休中の消費も鈍かった為に、軟調な市況展開で推移しました。下旬は西日本の梅雨入りが例年より早まり、きゅうり、茄子、レタス、キャベツ、白菜などの相場は上昇しましたが、前年の買いだめ需要による相場の上昇とは違う動きとなりました。



果実

令和3年5月の実績は、取扱数量167t(前年比137.6%)、取扱金額は5,647万円(前年比118.5%)でした。緊急事態宣言が再発令された中、昨年よりも限定的でしたが、家庭内消費においては良好で、みかん、りんごなどの主力品目を中心に大きな変動の無い安定した相場展開となりました。ただし、業務需要については引き続き低調で、新型コロナウイルス感染症の影響があった昨年よりも、高級果実を中心に落ち込みました。ぶどう類や中級メロン類など、次年度の作付け面積減少につながる厳しい結果となっており、春季果実栽培における大きな転換期に差し掛かっています。輸入果実については、入荷が不安定であったものの健康志向ブームも手伝ってバナナやキウイの引き合いが強く、順調な販売が出来ました。





主要品目の市況

キャベツ(兵庫県他)

潤沢な出回りで荷動き悪く、単価は前年の半値で推移しました。

メークイン(長崎県他)

北海道産が早期に出荷を終了したことに加え、長崎県産においても数量が少なく、単価高で推移しました。

西瓜(熊本県、愛知県)

主力産地である熊本県産の入荷が順調で、気温上昇とともに引き合いも強くなり安定した相場展開となりました。

ふじ(青森県)

サンふじの産地在庫量が多く、産地の出荷終了が早かった昨年より2倍以上出回り、相場は低迷しました。

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