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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2021年8月

鮮魚

 8月の鮮魚の実績は、取扱数量56t(前年度比79.4%)、取扱金額5,463万円(前年度比79.8%)でした。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で全般的に販売数量は低迷しました。例年と違い全国的に時化の影響が大きく見られ、多くの商品について浜値高が続いたため物流も減少しました。居酒屋・寿司屋等も予想よりも休業している店が多く、市況は安値安定状態が月末まで持続しました。各地物量も少なく入荷数量自体が減少したためセリ販売も出来ない状況で推移しました。

冷凍魚

 8月の冷凍魚の実績は、取扱数量22t(前年度比152.1%)、取扱金額2,575万円(前年度比123.6%)でした。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で世界的に主要輸入品目についてのコンテナ不足しており、加えて輸入船の遅延が各地で見られ国内の品薄状態は解消されませんでした。一方、量販店向けルートへの荷動きは引き続き活発で国内相場は横這いで推移しました。

加工水産物

 8月の加工水産物の実績は、取扱数量22t(前年度比177.1%)、取扱金額1,345万円(前年度比83.2%)でした。新型コロナウイルス感染症の環境下で国内で商品の品薄状態は見られるものの、量販店ルート向け商品は数量・金額共に順調でした。海外加工拠点であるベトナムホーチミン近郊が新型コロナウイルス感染症拡大の影響でロックダウンした事により加工品の搬入量が減少した為、国内相場は強含みで推移しました。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

生鮪・冷凍鮪共に産地は高値安定でしたが販売数量は減少傾向が見られました。

真鯛(天然・養殖)

養殖物は産地の在池量が減少したことで急激に浜値が上昇しました。天然物は時化の影響で入荷数量が減少し、浜値は同様に高値が続きました。

鰯・鯖

新型コロナウイルス感染症の影響もあり例年と違い北海道からの大羽イワシの入荷がありませんでした。鯖、鯵も時化の影響で入荷数量が少なく、浜値は高値が続きました。

スルメイカ・剣先イカ

スルメイカは漁獲量自体が少なかった影響で高値が続きました。剣先イカは九州から山陰方面にかけ大雨及び時化の影響が大きく、浜値については高値で推移しました。

貝類・うに

サザエ・ハマグリ・アサリについてが漁獲量が減少した為取扱金額は高騰しました。生ウニも同様に漁獲量が減少した影響で全般的に取扱金額は高値の状況が続きました。

冷凍かれい

大西洋産カラスカレイの漁獲量は好調で、入荷数量は堅調に推移しました。海外での新型コロナウイルス感染症の再拡大の懸念はありますが相場は堅調に推移し、国内市況は当面強含みで推移することが予想されます。

冷凍鯖・鰆

新型コロナウイルス感染症の影響で通常ルートに加え給食や弁当向け等の業務ルートの販売も減少していますが、現在端境期であることから搬入量も限定的であるため、当面国内相場は横這いで推移すると予想されます。

冷凍えび

ブラックタイガーの搬入量が減少している影響で国内在庫が十分に確保できておらず、需要過多となっており相場は上昇傾向となっていました。
バナメイエビも同様に搬入量が減少しており、相場は上昇傾向で推移していました。

ちりめん・煮干・丸干

カタクチイワシは中型(中羽と呼ばれる)の漁が少々あった影響で入荷が見られたものの、小型(カエリ~小羽と呼ばれる)サイズはこれからが漁の時期となるため入荷数量は軽微でした。ちりめんは入荷量が少なく、相場は高値で推移しました。

汐鮭・汐鯖

定塩鮭関係については原料に引っ張られる形で価格は高値で推移しました。
汐鯖については量販店向けルートを中心に堅調に推移しました。

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