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市況情報

野菜・果実の市況:2021年10月

野菜

10月の野菜の実績は取扱数量1,020t(前年比92.6%)、取扱金額15,688万円(前年比89.9%)でした。 初旬から上旬まで温暖な気候となったため全般的に入荷量は潤沢でしたが、煮炊き需要が活発化しなかったこと及び加工に使用されるサイズの入荷が少なかったことが影響し、厳しい販売展開となりました。

果実

10月の実績は、取扱数量223t(前年比89.8%)、販売金額5,845万円(前年比84.1%)でした。天候不順の影響が大きく、主力品目である柿類、リンゴ類及び梨類の入荷量が少ないことに加え、下位等階級の発生が多く見られたため単価面で苦戦しました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が落ち着き始め、徐々に通常生活に戻りつつあるが、自粛ムードが継続されているため果実の需要は活発化せず、弱含みの相場展開が続きました。業務需要においても、さほど大きな変化はなく、低調な荷動きが続きました。

主要品目の市況

人参(北海道)

気温の上昇と潤沢な出回りで荷動き悪く、前年を下回る単価水準となりました。

胡瓜(愛媛県)

下旬以降の冷え込みの影響で、関東方面からの引き合いが強まった為相場は上昇傾向でした。

みかん(和歌山県、愛媛県)

下旬においては、早生種の着色遅れの影響で入荷数量が減少したため高値で推移しましたが、中旬までは安定的な入荷数量があり、出遅れ傾向であった昨年より取扱数量増加、単価安傾向で推移しました。

りんご(青森県、長野県)

開花時期の気温の低下及び8月の長雨からの猛暑の影響で、不作傾向となりました。加えてつがるとフジの切り替わり時期が重なったため、特に品薄状態となり、単価高での販売となりました。

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