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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2021年12月

鮮魚

12月の鮮魚の実績は取扱数量88t(前年比96.3%)、取扱金額12,540万円(前年比116.9%)でした。
時化が続いていた影響で、天然物は水揚げが少なく、入荷数量が不足していました。養殖物(タイ、カンパチ、フグ、ヒラメ)は前年に比べて浜値が急激に高騰した影響により仕入価格は高値になったものの、販売価格はほとんど上昇しませんでした。そのため、売上は昨年対比115%でしたが、取扱数量95%と営業面は厳しい状況が続きました。

冷凍魚

12月の冷凍魚の実績は取扱数量25t(前年比80.9%)、取扱金額3,193万円(前年比82.3%)でした。
輸入冷凍魚は為替の変動、原料と原油の高騰に伴う海上運賃及び人件費の上昇で全般的に相場価格は上昇傾向となり、今後も購入価格、販売価格共に値上げが続くと予想されます。

加工水産物

12月の加工水産物の実績は取扱数量22t(前年比132.2%)、取扱金額3,772万円(前年比106.6%)でした。
新型コロナウイルス感染症の影響が続いていたものの、緊急事態宣言解除により、国内需要は飲食店が回復傾向となりました。しかし、水産加工施設のあるベトナムでロックダウンの状態が継続している影響で、ベトナムからの輸入量が激減し、エビ加工品等の欠品状態が一時的に見られました。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

新型コロナウイルス感染症の影響による輸入制限及び現地の人手不足で、相場は上昇傾向となり、購入価格、販売価格共に高値が年末まで続き、販売数量は大きく減少しました。

真鯛(天然・養殖)

天然鯛は月内を通して時化が続いた影響で漁獲量が少なく、入荷数量不足が年末まで続きましたが、取引先への販売数量を確保することはできました。養殖鯛は例年と同様に入荷数量が少なかったため、浜値が前年より高値でしたが、販売数量は順調でした。

鰯・鯖

鰯は海底火山噴火による軽石等の影響があり、12月を通して入荷数量不足でした。
鯖は各産地で順調に水揚げされ、浜値も安定していました。

スルメイカ・剣先イカ

時化の影響で生のスルメイカ、剣先イカは入荷数量が少なく、冷凍物で販売数量の不足分を補っていました。
浜値は高値が続いていたため、入荷数量の確保が出来ませんでした。

貝類・うに

北海道で時化が多かったため、入荷数量が少なく、品薄状態が続いていました。特にうにの浜値が非常に高くなり、入荷はほとんどありませんでした。

冷凍かれい

漁獲量の安定により、入荷は順調でしたが、生産者が日本向けドレス(加工)製品の生産比率を下げ、効率の良いラウンド(未加工)製品中心に生産を行っていたため、相場価格は高値傾向が続きました。

冷凍鯖・鰆

量販店向け定塩製品の販売は順調でしたが、鯖加工品については新型コロナウイルス感染症の影響で、海外の工場がロックダウンしたことにより、輸入量が激減し、供給不足から相場は過去最高値を更新しました。

冷凍えび

年末需要で商品の荷動きが良くなり、国内相場は順調でした。
バナメイエビについては、荷動きが限定的だったため、相場は高値が続いたものの、年末までの販売数量は順調に確保できました。

ちりめん・煮干し・丸干し

水温が高かった影響で、大阪湾でのちりめんの秋漁が例年より長い12月まで行われたため、入荷数量は安定していました。

汐鮭・汐鯖

原料の紅鮭はアラスカ、ロシアからの引き合いが強く、相場は高値傾向が続いていました。同じく原料のチリ産銀鮭はやや高値傾向で相場が推移していました。定塩鮭製品については、購入価格、販売価格共に相場は高値傾向が続いていました。定塩鯖は量販店を中心に順調に販売されていました。

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