鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成21年 5月 市況情報
上旬から中旬にかけてインフルエンザ等の影響で入荷が減少した。中旬から下旬にかけてはイカ類の入荷量も少なく浜値は高値傾向だった。市況的には、後半の価格は浜値が高値傾向で、せり値は弱含み傾向であった。
冷凍魚全体の相場に関しては、横ばい状況の魚種が多く、荷動きに関してはGW 明けからはゆっくりとした荷動きであったが、インフルエンザ等の影響を受け荷動きは止まってしまった。
インフルエンザ等の影響を受け、学校給食等がキャンセルになった。
その後、徐々に落ち着きを取り戻したが、荷動きは悪かった。
主要品目の市況
マグロ |
インフルエンザ等の影響でマグロ全体の浜値は悪く相場も低調で推移した。 |
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アジ |
平アジは愛媛、九州方面の入荷が中心。型的には350~300gが主体で時期的に身質が悪く需要は低調だったが、浜値は高値で推移した。 |
スルメイカ |
山口、九州方面の入荷が中心。型的には小型が中心で水揚げも少なく、月を通して高値で推移した。 |
サバ |
房州、三重方面の入荷が中心。型的には三重方面は800~600gが中心だった。入荷量は月を通して多かったが、産卵期の影響で卵持ちが多く価格は低調であった。 |
冷凍サバ |
国産の冷凍サバは品薄状況である。ノルウェー産のサバ原料に関しては、順調に取引され価格は横ばいで推移した。 |
冷凍イカ |
鮮魚品のスルメイカ等の入荷が無いため、冷凍品のスルメイカ等が活発に荷動きした。 |