鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成23年 4月 市況情報
上旬から中旬にかけて、天候もよく天然物の入荷は順調だったが、下旬以降は時化気味の天候が多く入荷量も減少気味だった。市況的には前半は順調な動きだったが、後半は品物も少なかったため浜値高傾向で前売りの動きが悪かった。
冷凍品全般に相場強含み傾向だったため、荷動きは悪かった。市況に関しては、今後も更なる強含みになると予想されるため、荷動きは鈍ると予想される。
水産物は全般的に値上げ傾向になってきている。その上に震災の影響も少なからず出てきている。
主要品目の市況
マグロ |
生キハダマグロは、気温も春らしくなり需要が増え相場も強くなっている。 |
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ア ジ |
丸アジは、和歌山方面の巾着網が主体だった。型的には250g物が中心。その他は三重・静岡方面が中心で、全体的には平均相場で動いた。 |
スルメイカ |
初旬から中旬かけて長崎方面主体で、型は25杯入りから30杯入りが中心だった。中旬から下旬にかけては山陰方面(山口・鳥取)からの入荷が中心となった。釣物は、天候不順もあり高値で推移し中旬から下旬にかけては入荷も激減した。 |
サ バ |
静岡・千葉方面の入荷があり、500gから600gの中型が中心だった。量販の引きが強く、数量の割りに高値で安定した。 |
冷 凍 サ バ |
国産冷凍さばは、銚子方面からの入荷中心で500gから600gが主体。ノルウエー産は、国内在庫品の販売になり相場はやや強含みで、小型サイズは品薄感があった。 |
冷 凍 イ カ |
スルメイカは、石川産の集荷販売が中心で型は300gが中心だった。 |