野菜・果実の市況:平成23(2011)年5月 市況情報
(入荷動向) 梅雨入りが5月26日と例年より早まったことと台風2号の影響で、朝夕の気温低下により野菜の生育に適したことから、入荷量は前年に比べ101%(入荷量1,833t)と若干増加した。
品目別には、洋にんじん・ごぼう・白菜・キャベツ・にら・ブロッコリー・うすい豆などは前年より上回った。しかし、ほうれん草・白ねぎ・青ねぎ・きゅうり・なすは低温の影響を受け前年を下回った。他野菜は前年並みの入荷だった。
(価格動向) 東日本大震災に伴い発生した福島原子力発電所の事故で放射性物質が野菜から検出されたことから、風評被害による影響を受け、価格は前年に比べ80%(kg単価160円)となった。
従って、売上高は前年に比べ81%と減額で終了した。
(入荷及び産地状況)4月以降の天候不順により23年産果実の生育は大きく影響を受けた。スイカは小玉スイカが増加したものの大玉スイカは前年の85%、ぶどうも同じく85%の入荷、雑メロン類は集荷努力の結果、前年を大きく上回った。22年産果実もイチゴは前年の77%と大きく下回ったが、りんごは産地在庫が多く前年を1割程度上回った。柑橘類は、ハウスみかんこそ前年を上回ったが甘夏は今年も半減した。アールスメロンは今月も若干であるが上回った。輸入果実のバナナは単価高により入荷減、柑橘類はグレープフルーツが前年に比べ155%(入荷量12.9t)と健闘したもののほかの果実は前年を下回り、チェリーに至っては販売不振のため、前年の35%と大きく落ち込んだ。
(価格及び消費動向) 東日本大震災の影響による不況は深刻さを増しており、嗜好品である果実の消費は不振を極めた。スイカ・いちごは入荷が少なかったにもかかわらず、前年並みの単価を維持するのがやっとだった。
ぶどうも単価は前年割れ、雑メロンやりんごは入荷が多かったとはいえ、単価は前年の65%から80%と大きく落ち込んだ。アールスメロンも前年より1割安かった。輸入品は単価の高い物は入荷が前年を大きく下回るなど販売状況がはっきりと現れた。
このような状況の中、総体入荷量295tで前年に比べ86%、売上高は前年に比べ88%、kg単価は324円で前年に比べ102%で終了した。
主要品目の市況
キャベツ |
主力3県の他に徳島・熊本県産の販売だった。入荷は前年に比べ118%(入荷量214t)と増加したが、価格は前年に比べ48%(kg当り55円)と前年の半値となった。 |
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トマト |
主力2県の他に、愛媛・高知県産の販売だった。入荷は前年に比べ128%(入荷量97t)と増加したが、価格は前年に比べ57%(kg当り135円)と前年に近い半値となった。 |
きゅうり |
主力3県の他に奈良・宮崎県産の販売だった。梅雨、台風、曇天続きの影響で入荷量は前年に比べ84%(入荷量114t)と減少したが、価格は前年に比べ109%(kg当り197円)と高値で終了した。 |
甘 夏 |
広島中心の入荷。入荷の少なかった前年を更に下回り前年比は58%(入荷量10.3t)だった。品質的には良好だったが小玉果が多かった事もあり、単価は前年に比べ120%(kg当り148円)にとどまった。 |




















