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市況情報

野菜・果実の市況:平成24年 12月  市況情報

野菜

(入荷動向)12月の主要品目(大根・白菜・キャベツ)は、寒波、冷え込み等で生育不良となり不作傾向のため、入荷は前年に比べ71%(入荷量1,370t)と前年を大きく下回った。品目別には、れんこん・水菜・にら・ピーマン・さつま芋・生しいたけなどは前年を上回った。また、大根・洋にんじん・白菜・キャベツ・ほうれん草・白ねぎ・青ねぎ・しゅんぎく・ブロッコリー・レタス・きゅうり・なんきん・なす・トマト・じゃが芋・玉ねぎ・しめじなどは前年を下回った。
(価格動向)野菜全般的に不作の影響から数量減の単価高となり前年に比べ124%(kg当たり235円)だった。品目別には、れんこん・にら・ピーマン・さつま芋・しめじなどは前年を下回った。また、大根・洋にんじん・白菜・水菜・キャベツ・ほうれん草・白ねぎ・青ねぎ・しゅんぎく・ブロッコリー・レタス・きゅうり・なす・じゃが芋・玉ねぎ・生しいたけなどは前年より高値になった。
従って売上高は、前年に比べ88%と前年より下回った。

果実

(入荷及び産地状況)みかんは裏年ということもあり入荷は前年の7割まで減少、りんごは平年作にもかかあわらず、産地相場が高いことから入荷が増えず、少なかった前年の1割減となった。そのため年明け在庫は前年の150%を超えた。柿は豊作で主力のあたご柿は前年の3倍の入荷だった。いちごは冷え込みと天候不順のため大幅に生育が遅れ、前年の7割を切る入荷だった。アールスメロン・干柿は前年並みの入荷だった。輸入品はバナナが今月も減少、キーウィは大きく増加したものの柑橘類はオレンジ以外は減少した。
(価格及び消費動向)みかんは数量減を背景に単価は高く前年の2割高だった。りんごは入荷が少なかったものの昨年が高かったため贈答需要などもあったが1割安だった。あたご柿は入荷が多かった割りには1割安と健闘した。いちごは大幅減のため市場価格は前年の5割増となったが、小売価格は例年通りという大きなギャップが発生した。干柿は2割安、アールスメロンは前年並みだった。輸入品はバナナが数量減だったが消費が伸びず2割安、キーウィは例年になく品質が安定していた事から前年並み、柑橘も前年並みだった。12月ということもあり贈答や正月需要はあったものの消費が大きく伸びたという程ではなかった。
その様な状況の中、総体入荷量は453tで前年に比べ78%、売上金額は前年に比べ85%、kg単価は331円で前年に比べ109%だった。

主要品目の市況

大 根

主力3県(兵庫県・徳島県・鹿児島県)の販売だった。寒波の影響で太りが悪く、入荷は前年に比べ78%(入荷量175t)と前年を下回った。価格的には入荷減のため、前年に比べ128%(kg当たり77円)だった。

白 菜

主力3県(岡山県・兵庫県・鹿児島県)の他に熊本県・茨城県産の販売だった。茨城県産が入荷減少のため、入荷は前年に比べ58%(入荷量154t)と前年を下回った。価格的には、数量減と需要などもあり、前年に比べ126%(kg単価63円)と高値になった。

キャベツ

主力3県(愛知県・兵庫県・岡山県)の他に熊本県・鹿児島県産の販売だった。寒波の影響で玉太りが悪く、入荷は前年に比べ58%(入荷量101t)と前年を下回った。価格的には入荷減のため前年に比べ115%(kg当たり77円)と高値販売だった。

みかん

和歌山県・愛媛県・徳島県産の販売だった。今年のみかんは裏年のため生産量は少なく、晩生種となり更に減少した。入荷は前年の約7割の175t、単価は前年の127%(kg単価204円)だった。品質的には安定し食味も良かった。

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