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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成26年 4月  市況情報

鮮魚

マグロは,冷凍物が順調に入荷し相場保合でしたが、生鮮は入荷が順調だったものの相場はやや弱く推移した。
近海物は、大阪湾のイカナゴ漁も終わり、通常の魚種の漁獲に期待していましたが、例年より少なめだった。
一般・青物は、カツオ、スルメイカを中心に例年より入荷は少なかった。
全般的に、入荷が少ない割には相場は弱含みだった。

冷凍魚

昨年からの円安、オイル高などが原因の高値基準の相場のため、輸入品全般的に消費が鈍い状況だった。
特に輸入品の鮭鱒、イカ、タコは相場が強い影響で国内搬入量は減少傾向だった。
冷凍エビも、昨年のEMSなどの魚病の関係で一度生産量が激減し、相場は高値で推移しているが、これから産地各地で生産がまとまり、搬入が増えればバナメイの相場はやや落ち着くものと思われる。ただ、ブラックタイガーは減産のため、相場は保合と思われます。

加工水産物

増税前の駆け込み需要の反動のためか、場内・場外とも前半は荷動きが悪く、20日過ぎからやっとゴールデンウィーク用と思われる需要が増えてきた。

主要品目の市況

マグロ

冷凍マグロは入荷が順調で、品質も良品が多く、価格は㎏当り750円中心の相場で推移した。
生鮮マグロは、漁獲が少なく、浜値も強含みで、入荷も少なかったが価格は弱く推移した。

ア ジ

平アジは、九州の大分、長崎方面中心の入荷で、サイズ的には1匹当り400~600gサイズの入荷で、価格は強含みで推移した。
丸アジは、四国各地からの入荷が中心で、サイズ的には1匹当り200~300gサイズの小型サイズが中心の入荷で、価格は㎏当り400~500円と安値で推移した。

スルメイカ

スルメイカは、例年に比べて各地漁獲が少なく、いつもは山陰方面からの入荷があるが、今年は少なく、価格も40入りの小型サイズで箱代2,000~2,500円のやや強含みの価格で推移した。

サ バ

千葉、静岡方面と三重方面からの入荷で、漁模様は良く、まとまった入荷があった。価格は、4.8㎏6尾入の大型サイズで箱代1,600~2,500円、8尾入の中型サイズで1,400~1,900円中心の安値で推移した。産卵前後のため、脂の乗りが殆どない物が多いためか、価格も弱いままだった。

冷凍サバ

ノルウェー産は、600gアップなどの大型サイズの漁獲が薄く、国内搬入が少なかったため、300~500gサイズなどの中小型サイズ中心の販売だった。
国産は、昨年から今年にかけて八戸から銚子沖で800gサイズを頭に漁獲があり、価格はノルウェーの高値の影響で、例年よりは高めですが、各サイズ在庫があります。

冷凍イカ

冷凍スルメイカは、昨年の漁模様が良くなかったため、冷凍在庫は例年に比べて少なめで、またアルゼンチンやニュージーランドの輸入品の在庫も少なく、国産中心の荷動きで相場は強いまま推移している。
剣先イカも同じような状況で、剣先、紋甲イカとも、端境期のため入荷が少なく、代替需要があるためか相場は強く推移してる。
剣先イカは、サイズによっては欠品のものがあります。

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