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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成26年 9月  市況情報

鮮魚

暑さのピークも過ぎて、朝晩涼しくなり、マグロや剣先イカなどの刺身用商材の需要が増してきましたが、各地の水揚げ状況は芳しくなく、主要品目の入荷数量は少なく、相場は高値強含みで推移しました。
また、サンマやイクラなど、漁獲がまとまり、価格が昨年より安値弱含みの商材もありました。
来月は、いよいよ冬商材のとらふぐや牡蠣などの入荷も始まります。
全体的としては、入荷順調、相場も昨年に比べて保合を予想します。

冷凍魚

為替の急激な円安傾向で、産地での買い負けが鮮明になってきました。
また、帆立など輸出商材も、円安による海外勢の買い付け強化により、やはり内貨も買い負けしています。
ノルウェーサバなど豊漁の商材を除くと、全般的に品薄、価格強い傾向が来年まで続くと思われます。
年末までの手当は早急にしないと、売るものがない事態も予想されます。
来月も、入荷少なく、相場強含みと予想します。

加工水産物

鮭鱒は、価格がこなれて拡販できた商材もありましたが、今後の展開は秋鮭の漁次第となってきました。
魚卵は、いくら、数の子とも昨年より価格を下げてスタートしました。ぜひ拡販下さい。
加工品は、輸入原料が円安の為全面高、これから来年にかけて価格が強含みになります。
来月も、入荷少なく、相場強含みと予想します。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

鮮魚入荷は、パラオ、インドネシア産中心の入荷で、入荷順調、相場保合で推移しました。冷凍物は、キハダマグロを狙う漁船の出漁、漁獲状況が、燃料高騰や、資源減少などの理由で悪い為、産地も年末までの動向を見ながら出荷を調整しています。そのため入荷少なく、相場高騰の状況です。現状では、旧正月が終わるまでこの傾向が続くと予想します。脂物は、長崎産養殖ホンマグロ中心に入荷順調、相場保合でした。
来月も今月と同様の相場展開ですが、鮮魚入荷のキハダは、冷凍の相場につられて相場強含みと予想します。

真鯛(天然、養殖)

天然物は、各地天候などの理由から不漁が続き、漁獲少なく、浜値が高騰したため、入荷少なく、相場強い状況でした。そのため、取扱量が大幅に減少しました。
養殖物は、愛媛中心の入荷で、入荷順調、相場弱含みでした。需要が弱く、荷動きが低調な為、市況が弱含み、産地浜値もやや弱含みでした。     
来月は、天然物は漁次第ですが、保合~弱含み、養殖物は保合~やや弱含みと予想します。

鯵、鯖

マアジ、マルアジとも、九州、四国方面中心の入荷でした。マアジは大型サイズは1匹400g前後サイズで、kg1500~1200円の高値相場で推移しました。これからは九州、紀州方面より大中型サイズの入荷が見込めます。マルアジは、大中型の1匹400gサイズでkg800円中心、小型の250gサイズでkg600~400円でした。これからは脂の乗った物が九州、紀州方面より入荷見込みです。
マサバは入荷少なく、ゴマサバは三重、和歌山産中心の入荷で入荷やや少なく、相場は保合でした。これからは、東北と九州方面のマサバにだんだん変わっていきます。

スルメイカ・剣先いか

スルメイカは、北海道、青森、岩手産中心の入荷で、前半は25~30入/箱から、後半は20~25入/箱にサイズアップしてきました。価格は箱代3000~2500円中心の相場で、2000円以下の価格は殆どありませんでした。入荷少なめ、相場やや強含み。
ケンサキイカは、盛漁期も漁模様は良くなく、これからは更に漁獲も少なくなり、入荷も減ってきます。サイズは二段半~3段中心で、入荷少なめ、価格は強含みでした。来月も、入荷量が減って更に価格は厳しくなるでしょう。

貝類・うに

全般的には、商材が春夏から秋冬物に切り替わる時期で、需要は全体的に低調でした。うには、ロシア産、北海道産とも漁獲が非常に悪く、入荷少なく相場高騰しました。入荷も殆どない状況でした。
貝類は、入荷順調、相場保合でしたが、需要は低調でした。
10月より牡蠣などの秋冬商材の入荷が本格的に始まります。牡蠣は今年の主要産地である広島の種苗の成育が悪く、例年の30%程度しかない状況で、来年の生産量が大幅に減少する見込みです。

冷凍かれい

カラスカレイは新物の漁が各国着漁していますが、各国引き合い強く産地価格は強含みです。国内も、国内搬入量が例年より少なく、在庫も軽い為、品薄傾向で相場はやや強含みです。新物も、為替と浜値が悪い為、価格が高めで、搬入量に注意が必要です。しばらく品薄、相場強含みの傾向が続きます。
DAP物のカレイは、昨年に比べると、円安分価格は上昇しましたが、浅羽やナメタ、白カレイとも売りやすい価格帯です。これからメニュー提案とともに拡販をお願いします。

冷凍鯖、鰆

サワラは、これから脂の乗った秋漁物が始まりますが、今のところは在庫での対応になりますが、在庫量は少ないです。新物も、ここ最近の不漁や為替の円安傾向のあおりで、相場は強含みと予想します。サバは、国産は新物漁待ち、ノルウェーは豊漁ですが、品質に難ありの商品が多く、買付に苦慮しているようです。ただ、ノルウェー産も、600gUPの大型サイズは相変わらず少ないようですので、国産に代替か早めの手当てをお願いします。

冷凍えび

養殖物は、夏前の価格が安いときに各社買い発動をしそこない、ブラックタイガー、バナメイとも国内在庫は品薄、新規搬入も買い負けで殻付、むきえびとも、どうしようもない状況です。来年の春まで状況の好転の見込みはない為、必要な分は早急に手当てしないと、売るものが何もなくなりますよ!天然物も、円安と不漁に振り回され、年末用の有頭オーストタイガーも今年は買い負けしてるようです。アルゼンチン赤えびも、先行き搬入量少ない予想で、今の価格のうちに買いだめをおすすめします。ボタンエビは相変わらずの高値張り付き、ロシア南蛮は、これから価格は、やや強含みの予想です。

ちりめん・煮干、丸干

ちりめんは、兵庫県産の夏漁は終盤~終了になってきていて、サイズもちりめんかえりと大型に。宮崎、大分産の九州物も、水揚げ少なく、入荷殆どなかった。
煮干は、愛媛、広島県産中心の入荷で、サイズは中小筋、価格はkg1700~1100円であった。丸干しは、各地より入荷始まり、高知県産がkg3200~2800円、鹿児島、和歌山産が、kg2000~1400円中心の相場でした。

汐鮭、汐鯖

汐鮭は、塩紅鮭はロシア産の安値スタートと、チリ銀の価格高騰から、夏前から久々に良く売れましたが、ここに来て搬入量の概要が見えたことから、価格は調整が入り、やや強含みになりました。
汐鯖は、国産、ノルウェー産とも新物漁待ちの状態で、メーカーの原料在庫は少なく、残っている小型サイズ中心の出荷になってきています。価格は保合で推移していますが、新物の原料の価格次第になっています。

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