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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成28年5月

鮮魚

全体的に漁模様は良く、順調に入荷。
市況は強い。

冷凍魚

スルメイカ、マツイカや帆立貝柱が品薄の為、価格高騰が続いています。
ゴールデンウィーク前後には需要があったものの、それ以降は昨年よりも荷動きが悪い状況です。
来月は、梅雨の時期となり、更に荷動きが悪くなることが予想されます。

加工水産物

全般的に荷動き悪く、量販店などの成績を見ても、昨年比85~90%程度の数字しか残ってないようです。
商材的にも、減量価格の高騰で、夏場やその後に向けて値上げになる商材が多く、まずは販売する玉を確保することすら厳しい状況が続くと予想します。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

生鮮物は、インドネシア、台湾産中心の入荷。相場保合。
冷凍物は、入荷順調、相場保合。

真鯛(天然・養殖)

天然物は、漁模様も良く、順調入荷。
養殖物は、浜値が高騰し、苦しみました。

鯵・鯖

鯵は、九州・兵庫・和歌山産中心の入荷。相場は昨年並みでした。
鯖は、千葉・静岡中心の入荷。入荷量は少なく、大型サイズは高値で推移しています。

スルメイカ・剣先イカ

スルメイカは、新物が各地より入荷し始め、25,30入中心の入荷。相場強含み。
剣先イカは、徐々に入荷も増えてきて、価格もやや弱含んできました。
来月は、長崎産中心の入荷で、数量が増えれば相場もつられて下がってくるでしょう。

貝類・うに

浅利は、身入りも良くなる時期になり、またそれにつれて需要も多くなる時期になってきましたが、殻割れも多く発生するようになりました。
ウニは、淡路産が終漁し、北海道、ロシア産がメインになります。
ロシア産ウニは入荷順調、相場やや弱含みです。

冷凍カレイ

カラスカレイは新漁がはじまりましたが、中国の買いが多く、相場やや強含みです。
各インポーターの手持ち在庫薄く、品薄感が出ています。

冷凍鯖・鰆

鯖・鰆とも順調入荷です。相場保合。

冷凍エビ

養殖海老は、産地の天候不順のため入荷が遅れており、8月以降にならないとまとまった入荷が見込めません。
相場は保合。
天然海老は、入荷少なく、相場高値安定です。

ちりめん・煮干し・丸干

国産ちりめんは、淡路産が潤沢に水揚げがあり、価格もkg2000円台の販売しやすい価格で、拡販しやすく荷動き好調です。
煮干は、広島・香川・愛媛県産中心の入荷で、kg1200円前後で推移しています。

汐鮭・汐鯖

鮭関係は、チリの問題が6月頃には落ちつく予定でしたが、影響が長引いており、産地相場は高騰するものの消費地が追いついておらず、流通量が激減しています。

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