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市況情報

野菜・果実の市況:平成28年6月

野菜

6月の野菜は、東日本の後続産地等が朝晩の低温などの影響の為、供給量が増加せず、全体的には単価高の品目が多かった。果菜類は、茄子、とまと、胡瓜で平均単価が前年を上回った。重量野菜では、大根、キャベツなどが前年より1割高となった。玉葱は佐賀県産の不作、又、兵庫県産の出荷量も減少した為、単価は、前月同様の単価高での推移となった。全体では、数量は前年より若干の減少、単価は前年に比べやや単価高で終了した。

果実

6月期の果実の入荷においては、春先の好天の影響で主力品目のさくらんぼ、桃、西瓜等が早まり前半は順調であったが、梅雨の悪天候が続きはじめた中旬以降は減少傾向となった。特にまとまった雨量があった九州地方においては不安定な入荷となった。又、消費についても梅雨の悪天候の影響で伸び悩んだ為、単価においても苦戦した。

主要品目の市況

玉葱

佐賀県産はベト病の大発生により不作傾向で、又、兵庫県産については、農繁期で産地からの供給量が減少し、前月同様の高止まりの相場展開であった。

きゅうり

愛媛、香川県産中心であった。各地長雨の影響で出荷量減少、価格も高値で推移した。

トマト

九州産地の切り上がりの為、兵庫、徳島県産中心の販売であった。全体的には、小玉傾向で箱数が出ず堅調な販売となった。

すいか

前半は順調な販売であったが、後半の悪天候続きの影響で単価は低迷した。

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