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市況情報

野菜・果実の市況:平成28年10月

野菜

 10月の野菜は、夏秋産地から後続の秋冬産地への切り替わりの時期であったが、全般的に日照不足や雨に曇天の日が多く、定植作業の遅れや、生育不良、品質の低下などがみられ、供給量全体が減少した。
 白菜、キャベツ、レタス類は、高冷地から後続産地へのリレーが進まず供給量が減少し、価格は高値のまま推移した。また、果菜類は朝晩の冷え込みなどにより生育不良となり、出荷量は減少した。
 野菜全般的には、天候不良による供給量の減少にともない、堅調な相場展開で推移した。

果実

 10月期においては、日照不足等の天候不良の影響で、着色遅れや品質低下が目立ち、入荷量は減少傾向となった。
 その為、みかん、りんご、柿の3大品目については、堅調な相場であった。

主要品目の市況

玉葱

 兵庫県産は供給量が少なく高値相場が継続したが、北海道産は豊作の為、安値基調の相場展開であった。

人参

 夏場の台風の為、主要産地の被害が大きく出荷量が減少した為、前月に引き続き高値の相場が続いた。

ピーマン

 夏秋産地の兵庫、愛媛県産の終了により入荷は減少し、宮崎県産等の出遅れもあった為、数量は減少し、野菜の単価高もあり価格は高値で推移した。

みかん

 夜温が下がらず着色遅れとなり、入荷量が減少。
 低酸の食味が評価され、順調な販売となった。

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