野菜・果実の市況:平成29年7月
7月の野菜は、高冷地からのキャベツ、レタスなどが6月末からの気温の上昇と適雨などで出荷量が増え、前年に対して2~3割安の価格で推移した。
トマト、胡瓜、茄子、ピーマンなども各産地の出荷量が増えて2割安で推移した。
大根、馬鈴薯は暑さの為消費が伸びず、基調安になるなど全体的に消費が振るわず、前年より2割の単価安での展開になる厳しい販売で終了した。
7月の果実の実績は、数量300t(前年比86%)、金額8,744万円(同86%)、単価291円(同101%)であった。
主力の西瓜については、鳥取県の切り上がりが早かったうえに、石川県、長野県などの東日本産地の出荷が遅れ、7月中旬以降の数量減の要因となった。
桃については、4月の天候不良が影響し、着果不良や核割れの発生が多く和歌山県産は減少し、後続の山梨・長野県産についてもやや遅れての出荷となった為、数量減となった。
ぶどう類についても、7月前半の高温の影響で、色付き悪く、後半の出荷減の要因となった。
主要品目の市況
玉葱 |
淡路産が豊作の為、潤沢な入荷となり、前年より大幅な単価安での販売となった。 |
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トマト |
兵庫、徳島県産中心に、生育順調で前年を上回る入荷となった。価格は前年に比べて安値となった。 |
胡瓜 |
四国産中心の販売であった。天候に恵まれ潤沢な入荷となり、価格は前年に比べ安値となった。 |
西瓜 |
前半主力の鳥取県産の切り上がりが早く、中旬以降からの石川、長野県産のスタート遅れの影響も重なり、数量減、単価高の結果となった。 |