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市況情報

野菜・果実の市況:平成29年8月

野菜

8月の野菜は、前月に引き続き基調安での相場展開で推移した。
8月に入ってからの東日本を中心とした、低温、雲雨天、日照不足の影響で、8月後半は葉菜、果菜類の供給量が減少し単価高となったものの、大根、馬鈴薯、人参、玉葱などの重量品目は、月平均単価が前年同月より3割から5割近く下回る大幅な単価安となる結果となった。

果実

8月期における果実の販売については、東日本の天候不良の影響があり、品目によっては数量や品質に大きく影響した。
特に西瓜は、長雨が続いた関東地区の需要減退により、関西地区に出荷がシフトし、産地においても雨の影響を受け品質低下も発生するなどして、数量増、単価安の傾向が中旬から続いた。
ぶどう類については、夜温が高く着色不良となり、全体的に数量が減少した。
りんご類についても、主力の長野県産のつがるが出遅れた。
桃についても同様、やや出荷が遅れ、数量は減少した。
結果として、西瓜の数量増、単価安が8月期の実績に大きく影響した。

主要品目の市況

玉葱

北海道産も兵庫県産も順調な出荷となり、相場は前年より大幅に下回る価格での展開であった。

馬鈴薯

主力産地の北海道産の出荷が、本年度は台風等の影響もなく潤沢であった為、入荷量も快調で、単価安での相場で推移した。

ピーマン

大分、愛媛、兵庫県産中心の販売。各地、大きな被害もなく、前年並みの入荷、価格で推移した。

西瓜

入荷数量は、順調に増え、8月前半までは、販売も顕著であったが、中旬以降の品質低下等の影響で相場が急落した。

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