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市況情報

野菜・果実の市況:平成30年4月

野菜

 4月の野菜は、天候も良く、気温の上昇と共に野菜全般の生産量も増加したが、消費が鈍く、 全体的に安値基調となり販売においては苦戦した。 
特に主力品目である、玉葱、馬鈴薯、白菜、キャベツなどは前年の価格を大幅に下回り落ち込みが目立った。


果実

 4月の実績においては、販売金額6,968万円(前年比84%)、入荷数量218t(前年比60%)であった。
 柑橘類においては、天候不良等の影響から、やや遅れていた出荷も追いつき順調に入荷したが、小玉果や下級品の発生が多く、単価は伸び悩んだ。ただし、みかん等順調に販売されたものもあり、品目によってバラツキができた。
 苺は、気温の上昇に伴い品質低下がみられたものの、入荷や単価が安定していた為、売り場面積が縮小される事もなく、順調に販売された。
 りんご類については、先月同様に数量減、小玉化傾向、単価高となり入荷数量は大きく減少した。又、量販店等における売り場面積についても、広がる事もなく販売にも苦労した。その為、キウイ等の引き合いが強くなり、輸入果実を含め順調に販売された。

主要品目の市況

白菜

各産地、好天続きと気温の上昇の為、潤沢な出荷量となり、価格推移は前年比6~7割安と大幅な価格安での推移となった。

胡瓜

各地、数量は前年並みの入荷であったが、他品目の安値にも影響を受け、前年を下回る価格で推移した。

 入荷数量においては、昨年より減少であったが、食味等品質良好で業務筋等からの引き合いもあり、順調に販売出来た。入荷数量87%、販売金額92%(昨年比)

ふじ(りんご)

 産地在庫が少なく、大幅な数量減となり、単価が高騰した結果、集荷販売に苦戦した。入荷数量35%、販売金額60%(昨年比)

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