野菜・果実の市況:2019年11月
主力品目の単価が前年を上回った。
白菜、レタスについては10月末の大雨の影響により、関東産地の数量減少、品質低下により11月に入って価格が前年を上回った。
トマトについても後続産地の増量遅れにより、堅調な相場で推移した。
全体的に入荷については前年をやや下回った。
11月の実績は、販売金額5,158万円(前年比87%)、入荷数量284t(前年比91%)であった。
主力品目の中でも10月の出荷分がずれ込み潤沢な入荷となった物、逆に12月まで遅れた物などさまざまであった。
8月、9月の残暑や9月10月の多雨(台風)の影響が大きく、産地間においても出荷にバラツキが見られた。その為、産地においての出荷計画が難しく、量販店等への事前商談や売込みが後手に回り、販売に苦戦する事が目立った。下旬頃には回復したものの食味においては、あまり評価されてなかった為、単価においてもやや物足りない結果となった。また、どちらかと言えば小玉傾向であり、キズ果等の下級品が多く単価安につながった。
主要品目の市況
人参 |
玉葱の定植等により入荷不安定になり、数量は前年を下回った。 |
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大根 |
北海道産終了時期に気温が下がった為、引き合いが強まった事から前年を上回る単価で推移した。 |
みかん |
上旬では、極早生の残量があり、潤沢に入荷があったが、早生のスタートが遅れ、下旬にかけて減少傾向となったが、腐敗果や下級品の発生が目立ち、単価安傾向で推移した。 |
柿 |
やや出遅れていた平核無柿が11月の入荷数量を押し上げる形となったが、中旬頃より本格的出荷を見込んでいた富有柿が着色遅れの為出遅れ、下旬頃より数量減、単価高傾向で推移した。 |