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市況情報

野菜・果実の市況:2022年1月

野菜

 1月の野菜の実績は、取扱数量1,048t(前年比110.8%)取扱金額17,095万円(前年比116.9%)でした。重量野菜を中心に潤沢な入荷でしたが、販売数量が伸びず、全体的に苦しい販売展開となりました。土物(玉葱、芋)に関しては、北海道産中心の販売となりましたが、令和3年度産が不作だったため、単価は去年以降から高値が続いています。今後も引き続き、新型コロナウイルス感染症の動向に注視していかなければならないと考えます。




果実

 1月の果実の実績は、取扱数量188t(前年比78.6%)、取扱金額6,919万円(前年比100.6%)でした。新型コロナウイルス感染症の拡大が徐々に広がった影響で、中旬以降は業務需要の落ち込みが顕著となり、メロン類等で入荷数量が少ないものの、単価が安値傾向となった品目が発生しました。国内果実においては、果樹品目の着果不良の影響でみかんやリンゴ類の入荷量が少なく、いちごも収穫量が悪かった影響で同様に入荷数量が減少し、販売価格は高値傾向となりました。中晩柑類については、順調な入荷であったが、自粛ムードの広がりから、低調な相場展開となりました。また、世界中での感染拡大を受けて、アメリカやフィリピン等からの輸入果実の入荷量が大きく落ち込み、取扱数量減の要因となりました。




主要品目の市況

白菜(鹿児島県産)

潤沢な出回りでしたが荷動き悪く、相場は安値で推移しました。

玉葱(北海道)

令和3年度産は不作の為、単価については高値での販売が続いていました。

みかん(和歌山県産、愛媛産)

晩生種の収穫量が少なかったため、入荷量が減少し、販売価格は高値傾向が続きました。

いちご(長崎県産、熊本県産)

定植期の天候不良や10~11月の温暖化傾向及び1月の冷え込み等が影響し、入荷数量は月内を通して減少傾向となり、単価については高値で推移しました。

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