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市況情報

野菜・果実の市況:2022年11月

野菜

11月の野菜の実績は、取扱数量922t(前年比78.9%)、取扱金額13,773万円(前年比73.0%)でした。
天候不順の影響で出回り量が減少し、中旬までは相場が堅調に推移していました。下旬から白菜を中心に九州産地の供給量が増えたことで価格相場は下がり、販売価格は安値で推移しました。

果実

11月の果実の実績は、取扱数量215t(前年比70.2%)、取扱金額5,096万円(前年比65.5%)でした。
新型コロナウイルス感染症拡大の状況次第で販売実績の上下動幅が大きくなり、入荷量や消費量に大きな影響を与えました。加えて気候の変動により、販売実績は不安定な結果になることが多くありました。
商品単価は相対的に見て安値傾向で推移しましたが、主力品目は、温暖化傾向や梅雨時期のずれ等による天候不順の影響で、入荷量が減少し、昨年より出荷時期が一週間程度遅れました。
上旬頃までは順調な荷動きでしたが、中旬以降は入荷量が回復し始めたものの消費量が伴わなかったため、販売単価は低迷しました。また、輸入果実については、社会情勢や円安傾向による大きな影響を受け続けており、取扱数量、取扱金額ともに前年を大きく下回りました。

主要品目の市況

白菜(鹿児島県)

潤沢な出回りで価格相場は安価で推移しましたが、荷動きは良くありませんでした。

メークイン(北海道)

気温が高かったことから下等級の出回りが多く、売上が減少し厳しい販売展開となりました。

みかん(和歌山県、愛媛県)

極早生の切り上がりが早かったうえ、早生の着色遅れの影響で、上旬は入荷数量が少なく、販売価格はやや高値傾向で推移しました。中旬以降は、入荷数量が回復してきたことで販売価格は安値傾向になりましたが、売上が減少し厳しい販売展開となりました。

柿(和歌山県、奈良県)

昨年の記録的な不作状況に比べ、今年は大幅に入荷量が増えました。そのため、販売単価は落ち込みましたが、食味等の品質が良好で安定的な価格相場で展開しました。

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