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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2024年2月

鮮魚

2月の実績は、取扱数量32t(前年比59.0%)、取扱金額5,028万円(前年比72.8%)で推移しました。
時化が続いたことにより、全般的な入荷量が減少し、浜値が高騰しました。加えて、取引価格は、原油の高騰により燃料代の値上げ、人件費や梱包資材等関連諸経費の値上りの影響を受け、高値を横這いで推移しました。
※加工センターでの取扱分を含めると取扱数量105t(前年比194.3%)、取扱金額13,712万円(前年比133.3%)で推移しました。

冷凍魚

2月の実績は、取扱数量14t(前年比85.4%)、取扱金額2,286万円(前年比97.5%)で推移しました。
円安の影響で取引価格は、強含みで推移しました。

加工水産物

2月の実績は、取扱数量16t(前年比133.3%)、取扱金額1,420万円(前年比90.1%)で推移しました。
春需に向けて一定の引合いが見られたものの、各メーカーから、4月以降値上げ予定の商品が多数あり、価格上昇は今後も続くと予想しています。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

養殖物:本マグロは前年よりサイズが小さく、入荷量が多いことから、安値となりました。
冷マグロ:メバチマグロとキハダマグロは、前年に比べ高値を横這いで推移しました。

真鯛(天然・養殖)

天然:瀬戸内海・和歌山・四国からの入荷となり、取引価格は前年に比べ高値となりました。
養殖:愛媛・高知からの入荷となり、取引価格は前年に比べ高値となりました。

鰯・鯖

いわし:入荷量及び価格は前年並みとなりました。
さば:国産真サバは、漁獲量が安定せず、取引価格は高値を横這いで推移しました。ノルウェー産の価格は、前年に比べ高値となりました。

スルメイカ・剣先イカ

スルメイカ:富山・山口・長崎・鳥取からの入荷となり、入荷量は前年に比べ少なく、今後の入荷量は不透明となりました。

貝類・うに

はまぐりが、千葉・三重からの入荷となり、入荷量は前年並みでしたが、価格は、前年に比べ高値となりました。
牡蠣の需要期も終了に近づき取引価格が軟調となり、入荷量は前年並みでした。

冷凍かれい

原料価格は、継続して高値を横這いで推移しました。価格は、0.5ドレス(約500g)中心で、前年に比べ高値となりました。

冷凍鯖・鰆

冷凍鯖:時化により、サバのトロール漁は漁獲量が減少しており、浜値も高騰しました。
鰆:中国産の水揚げは、前年より多くなりました。韓国産の大型サワラの取引価格は横這いで推移しました。

冷凍えび

ブラックタイガー:取引価格は強含みで推移し、今後も継続すると予想しています。無頭や無選別の養殖物は、前年に比べ強含みで推移しました。
バナメイエビ:取引価格は前年に比べ高値となり、今後も強含みで推移すると予想しています。

ちりめん・煮干・丸干

並品中心の入荷となり、入荷量は前年並みとなりました。取引価格は前年に比べ安値となりました。

汐鮭・汐鯖

汐鮭:前年に比べ定塩の取引価格は、弱含みとなりました。
汐鯖:ノルウェー産の入荷量は前年に比べ少なく、取引価格はノルウェー産及び国産共に高値を横這いで推移しました。

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