鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2025年8月
鮮魚の実績は取扱数量33t(前年比97.6%)、取扱金額8,244万円(前年比134.3%)で推移しました。
今後の漁獲量が期待されている魚がサンマです。大型船が序盤から出漁した事で水揚量が増加しました。当初は、週に数回のペースで入荷しました。魚体は140g中心の予想です。9月~10月には連日の入荷とサイズの大型化に期待している。
※加工センターでの取り扱い分を含めると取扱数量165t(前年比120.1%)、取扱金額29,572万円(前年比149.1%)で推移しました。
冷凍の実績は、取扱数量21t(前年比113.6%)、取扱金額2,831万円(前年比101.2%)で推移しました。
輸入冷凍魚では、鯖の原料価格高騰に伴い、フィーレや切身等の製品価格が上昇しました。カラスカレイも同様で回転寿司で使用されるエンガワを始め、ドレス、フィーレ、切身の価格が上昇しました。原因は主な原産国であるカナダの不漁と中国の需要と供給のバランスがくずれました。
加工水産物の実績は、取扱数量9t(前年比75.8%)、取扱金額1,334万円(前年比98.8%)で推移しました。
原料の高騰に伴い鯖の加工品である塩サバが上昇しました。他にも調味料関係の値上げにより加工製品が上昇しました。中小の食品加工メーカーが価格改定を行う商品が増えました。
主要品目の市況
鮪(生・冷凍) |
生本マグロは近海の差網も終了し、青森・北海道の定置に変わりました。輸入物は、カナダ・ボストン中心になり、市況は天然、養殖共に前年より高値でした。 |
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真鯛(天然・養殖) |
天然真鯛は、和歌山中心に愛媛・兵庫から入荷し、産卵明けで色合いも良くなりました。養殖真鯛は、愛媛・高知から新物が入荷しました。市況は前年より高値でした。 |
鰯・鯖 |
鰯は豊漁で大中羽は北海道・千葉・三重・長崎から、中小羽は千葉・愛知・三重から順調に入荷しました。市況は前年並みでした。鯖は長崎・佐賀・鳥取から入荷しました。市況は前年より高値でした。ゴマサバは前年並みの入荷しました。 |
スルメイカ・剣先イカ |
スルメイカは北海道・青森を中心に島根・山口・長崎から入荷しました。入荷は多く、市況は前年より安いと予想しました。ケンサキイカは長崎・山口・島根から中小サイズ中心の入荷となりました。入荷量は少なく、市況は前年より高値でした。 |
貝類・うに |
アサリは韓国から入荷しました。市況は前年より高値でした。シジミは島根・鳥取・愛知・三重・北海道・青森から入荷しました。入荷量・市況とも前年並みでした。ウニは北海道産ムラサキが入荷し、市況は前年より高値でした。 |
冷凍かれい |
カナダ産が中心で市況は前年より高値でした。中国の買いが強く日本は買い負けの状況でした。不漁の影響も出ており、エンガワ、切身の製品は高騰が更新しており、この状況は今後も続くと予想ています。 |
冷凍鯖・鰆 |
大西洋サバの原料価格が高騰しており、市況は前年より高値でした。鰆の大型は少ないが中型は豊漁であったため、価格が安定しました。 |
冷凍えび |
BTについては、産地の浜値が高騰しているため、相場は強含みで推移し、市況は前年より高値でした。VNについては、主産地がアメリカ向けに販売を進めたが、関税引き上げからアメリカ以外の販売を進めている状況となった。 |
ちりめん・煮干・丸干 |
チリメンの入荷量は少なく市況は前年より高値でした。丸干しは鹿児島・大分から入荷しました。入荷量は前年より少なく、サイズは小型のウルメが入荷する予定で、大中型主体の入荷が始まる予定しています。 |
汐鮭・汐鯖 |
大西洋サバの高騰により塩サバ等の加工筋では様子を見ながらの買付けを行っている状況です。塩銀サケの製品価格は動きが鈍いため安価な製品が出回りました。売場はサンマがメインになりました。 |





















