野菜・果実の市況:2024年12月
12月の実績は、取扱数量609t(前年比96.4%)、取扱金額17,257万円(前年比155.2%)でした。
天候不順の影響を受け、野菜全般的に取扱数量が減少し、単価高で推移しました。また、スーパーからの発注、加工業務筋からの発注数が多く、需要と供給のバランスが崩れたことから、各品目共に今まで例がないほどの単価高で推移しました。
12月の実績は、取扱数量139t(前年比71.5%)、販売金額5,773万円(前年比70.3%)でした。
主力品目各種は、育成時期の天候不順や夏の猛暑の影響を受け、柑橘系、林檎及びイチゴの出回り品は減少し、全体的に入荷数量と販売金額が減少しました。輸入果物については、引き続き円安傾向の影響から、取引価格が高値で販売は苦戦していたものの、好調なインバウンドの影響で外食産業は持ち直し、グレープフルーツやネーブルオレンジは好調な販売結果となりました。
主要品目の市況
キャベツ (愛知県) |
入荷数量が減少し、単価高で推移しました。 |
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メークイン (北海道) |
入荷数量が減少し、単価高で推移しました。 |
みかん (愛媛県・和歌山県) |
天候不順の影響により不作のため、前年と比較してかなり流通量が減少したことから、入荷数量が減少し、単価高で推移しました。 |
イチゴ (熊本県・福岡県・長崎県) |
12月に入って急激な冷え込みとなり、流通量が減少したことから、クリスマス時期の需要数に満たない結果となりました。 |