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市況情報

野菜・果実の市況:平成21年  8月 市況情報

野菜

(入荷動向)8月の主要品目(トマト・キャベツ・きゅうり)は、高冷地及び夏秋産地の最盛期となったが、6月・7月の長雨、曇天により生育が悪く入荷減となり前年同期に比べ89%(入荷量1,525t)となった。
品目別には、白ねぎ・にら・きゅうり・ピーマン・生しいたけ・松たけ・洋にんじん・さつま芋・じゃが芋等は前年を上廻った。また、大根・きゃべつ・ほうれん草・青ねぎ・レタス・トマト・なす・なんきん・なが芋・玉ねぎは前年を下廻った。
(価格動向)総体的に長梅雨等天候不順により1割以上の入荷減となったため、価格は前年に比べ132%(kg当たり237円)と大幅な高値となった。品目別には、大根・きゃべつ・ほうれん草・白ねぎ・レタス・きゅうり・トマト・ピーマン・洋にんじん・なんきん・じゃが芋・玉ねぎ等は前年を大幅に上廻った。また、青ねぎ・にら・松たけは前年を下廻った。尚、さつま芋と生しいたけはほぼ前年並みで推移した。従って、売上高は前年同期に比べ117%となった。

果実

(主要品目及び入荷動向)本年の夏果実は春先の低温と6月から7月の長雨による影響を受け生育に乱れが生じた。その結果8月期の入荷は、梨・メロン類・いちじくは前年をやや上廻ったものの、桃・ぶどう類は前年をやや下廻った。すいかは大きく下廻った。20年産の貯蔵りんごは前年を上廻った。
輸入品では、バナナはやや減少したものの柑橘類は入荷が大幅に伸びた。
(販売状況及び価格)景気の低迷から贈答品や盆商材の動きが悪く、全ての品目で単価は伸び悩んだ。前年より入荷は少ない桃とぶどう類は前年の単価をクリアしたものの、梨・メロン類・いちじく・りんごと前年より入荷の多かった品目は全て安値で推移した。特に、すいかは入荷が少なかったにもかかわらず、販売環境の悪化(冷夏・大雨等)のため前年より2割以上の安値となった。輸入品についても一部の品目を除いて安値であった。
総体入荷量は693tで前年に比べ103%。価格は㎏当たりの単価が253円で前年に比べ91%。売上金額は前年に比べ94%で販売を終了した。

主要品目の市況

きゅうり

主力3県の他に長野・福島県産の販売であった。東日本が不作であったが、当市場の産地背景から入荷は前年に比べ109%(入荷量102t)と1割程の入荷増となったが、多品目の高値につられて価格的には前年に比べ127%(kg当たり232円)と好調な販売で推移した。

ト マ ト

主力3県の他に熊本・茨城・奈良県産の販売であった。
主力の岐阜県は入荷が前年に比べると33%(入荷量41t)と大幅に減少したが、価格的には前年に比べ161%(kg当たり347円)と大幅な高値で推移した。

キャベツ

主力3件の他に愛知・熊本県産の販売であった。入荷は前年に比べ71%(入荷量205t)と大幅の減であったが価格的には前年に比べ132%(kg当たり90円)と大幅な高値で推移した。

す い か

前半は石川、後半は山形中心の入荷であった。上旬の大雨などが影響し、入荷が少なかったものの相場は低迷した。
入荷量は144t・前年に比べ67%、㎏当たりの単価は95円
で前年に比べ76%で終了した。

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