鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成26年 5月 市況情報
5月は、全体的にシケも多かったため、天然物の入荷が不安定で、数量が乱高下する原因になった。しかし、需要が鈍いためか荷動きが悪く、販売面では入荷数量の大小に関わらず相場弱含みの市況だった。
冷凍魚全般において、原油価格や漁獲減少などの原因から、価格が強含みになった。ただ、うなぎ蒲焼は今年にシラスウナギの久々の豊漁が原因で、中国加工の蒲焼は価格が弱くなってきている。
北方凍魚は、漁獲量減と中国に対しての買い負け、円安で搬入が減っており、相場は強含みになった。
エビは、ブラックタイガーの国内在庫は保合からやや弱含みだったが、新物は強含み、バナメイは保合からやや弱含みだった。
タコは搬入減で相場強のままで、イカ類の国産物は新物待ちで強含み、海外物は輸入枠が不足で加工品を中心に搬入がしづらい状況だった。
加工水産物も原油高の影響で、販売価格の改定や、価格を据え置くための内容量の変更などの値上げを来月以降も行わなければならない状況です。
開き物は、原油価格高騰と漁獲量不足で強含み、山陰物は夏季休漁に入り、在庫のみの入荷だった。北海物の鮭は養殖物の相場が強く、天然物は新魚待ちの状況です。汐サバの大型サイズは新物待ちで相場は強含み、小型サイズは保合でやや強含みだった。
魚卵系は、新物原料が弱含みなので、今後売りやすくなると思われます。
主要品目の市況
マグロ |
生鮮物はインドネシア、グアム方面中心の入荷で、入荷は順調だった。相場はやや弱含みで推移した。 |
|---|---|
タ イ |
天然物は、兵庫・愛媛産中心の入荷で、入荷も多く、相場は弱い市況だった。価格は㎏当り1,400円~600円中心の相場だった。 |
サバ・アジ |
サバは千葉・静岡産中心の入荷だった。時期的に脂の乗りが悪いが、漁獲は順調だったため、産地価格に比べるとセリ値が低い状態が続き、引き合いが弱く、売れ行きが悪い状態だった。 |
スルメイカ・剣先イカ |
スルメイカ・剣先イカともに、例年に比べて入荷数量が少なかった。 |
貝類・ウニ |
ウニは、ロシア産・北海道産中心で、順調に入荷し相場は保合だった。 |
冷凍カレイ |
カラスカレイは、中国向けの出荷が多く、日本向けの原料が減っており、ドレス・フィーレ共に値上げになっている。主にアメリカ産の浅羽カレイ・黄金カレイ・白カレイなどの相場は保合だった。 |
冷凍サバ・サワラ |
ノルウェー産原料は、600gアップ、600g~400gサイズの搬入が少なく、中国・国内加工の35枚入から大型サイズのフィーレが手当てできない状況で、大型サイズのフィーレは値上げをお願いしている状況です。 |
冷凍エビ |
養殖ブラックタイガーは、各産地とも稚エビの池入れ漁量を減らしてバナメイに転換したため、現地浜値は高いが、国内相場は昨年の行き過ぎた相場の反動で弱含みのままだった。そのため、新規買付が難しく、国内在庫での繰り回しのため、サイズにより在庫が不安定になった。 |
ちりめん・煮干・丸干 |
4月から始まる新物ちりめんの搬入が、各地水温などの影響で遅れ、鹿児島県や宮崎からの搬入のあと、6月に入ってから本格的に徳島・淡路・広島方面からの入荷がまとまると思われます。 |
汐サバ・汐鮭 |
汐サバのノルウェー原料は、大型サイズ原料の搬入が少なく、8㎏で12尾~16尾サイズはほとんど入荷がないため相場は強かった。 |





















