鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成27(2015)年4月 市況情報
水温の上昇とともに入荷する魚種は増えてきており、刺身商材を中心に荷動きは活発でした。また、春の産卵シーズンに当たる為、マサバ、マアジなどは入荷があるものの身質が良くない為、人気が無い魚種も出てきています。一部漁獲が遅れ気味の魚もありますが、来月も全般的には入荷順調、相場保合~弱含みと予想します。
カラスガレイは、3月から始まったスペイン、ポルトガル船の漁模様が悪く、浜値は高値のままです。為替も円安な為、価格は高止まりのままとなり、国内在庫は少ないものの手当てしにくい状況が続きます。赤魚も、ヨーロッパ産が入荷少なく、漁も端境期の為、色目などで指定の有る方は、早急の手当てを。他の魚種も、円安と漁獲減少の影響を受けて、高値で推移しています。来月以降も続くでしょう。
堅口物は、イカナゴが終わりこれからのちりめん漁に期待するところですが、在庫がすべてなくなり、しばらく相場は堅調に推移すると思われます。
煉製品は、この春も、すり身の円安による値上げや、包装資材、電気代などの上昇を踏まえて、量目変更などの値上げになりましたが、末端への浸透が難しいようです。廉価品の品質も限界まで来ていますし、もう一度売場の価格帯の再構成が必要な時期ではないかと考えます。鮭鱒は、チリの火山の噴火の影響や、ロシアの沖流し網漁の禁漁問題など、問題山積です。
主要品目の市況
鮪(生・冷凍) |
生鮮品は、パラオ、インドネシア産の黄肌、メバチマグロ中心の入荷で、入荷順調、相場保合でした。脂物は、長崎産中心の養殖本マグロ中心の入荷で、入荷順調、相場保合でしたが、稚魚の漁獲規制の影響で各社出荷調整を始めており、価格は今後強含みで推移すると予想します。冷凍品は、25kgUPの大西洋、インド洋産のキハダマグロ中心の入荷で、相場強含みでした。来月も、各商材とも強含みの相場で推移すると予想します。また、来月後半から境港産の天然本マグロの漁が始まり、多少入荷があると思われます。 |
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真鯛(天然、養殖) |
天然鯛は、産卵期を迎えて漁獲も多く、兵庫、徳島、和歌山産中心に各地より入荷してきました。入荷順調、相場保合でした。来月は産卵後で、身がやせてる時期ですが、各地より入荷が続くと予想します。養殖鯛は、2kgUPの産地在庫が少なく、浜値が高騰し始めています。また全般的に産地在庫が少ないことから来月以降相場はしばらく強含みのまま推移すると予想します。 |
鯵、鯖 |
マサバは、静岡、三重方面中心の入荷で入荷順調、相場弱い状況でした。抱卵した鯖が多く、品質が良くない為、評価が低いことに起因しています。これからはゴマ鯖が脂乗りが良くなる為、そちらに期待したいところです。真鯵は、九州方面中心の入荷で、入荷順調、相場弱い状況でした。マサバと同じく抱卵した魚が多く、品質見合いの安い相場となっています。丸アジは漁が少なく、相場強含みでした。来月も今月同様の相場を予想します。 |
スルメイカ・剣先いか |
今年はスルメイカの漁が遅れていて、山陰、山口、九州方面で漁があるものの、関東方面の相場が強く、荷物が集まらない状況でした。入荷少なく、相場強含みでした。剣先イカは、最初は不漁予想でしたが、急に漁況が上向いてきました。 |
貝類・うに |
アサリ、シジミは入荷順調、相場保合でした。サザエ、大貝は漁が少なく、入荷少なく相場強含みでした。岩かきは、始まったものの入荷少なく、入荷少なく、相場強含みでした。うには、ロシア産、淡路産とも順調に入荷し、入荷順調、相場弱含みでした。来月も同様の相場と予想します。 |
冷凍カレイ |
カラスカレイは、今までで最高に高い価格帯で推移しています。原料の高騰に、製品が数ヶ月のスパンで遅れて値上がりしてきましたが、そろそろ貯金も尽きてきた頃と思われます。果たしてこの価格でマーケットがついてこれるのか来月以降が勝負の月となるでしょう。DAPのカレイは円安分の値上げはあるものの、価格は保合です。 |
冷凍鯖、鰆 |
サワラ、サゴシとも、昨年の秋漁の価格改定の相場のものに入れ替えが終わったようです。サイズによっては、次の秋漁まで持たないサイズもあり、今以上の価格高騰につながる恐れもあります。特に小型サイズが少なかったことから、早めの確保をお奨めします。 |
冷凍えび |
養殖海老は、水揚げが始まりますが、8月頃までは纏まった注文も無いことから、相場は弱含みです。養殖BTは生産量は昨年並み、養殖バナメイはEMSの影響も大分少なくなり、今年は増産と見込みます。加工品も含めて、失ったマーケットの再構築が出来る相場に落ち着くことを期待したいところです。天然海老は、全般に漁少なく、相場強い、ロシア南蛮は需要少なく相場弱い状況です。これからカナダボタンの漁が始まりますが、マーケットで売りやすい価格に再構築されることを期待したところです。 |
ちりめん、煮干、丸干 |
イカナゴ漁も各地終漁し、春ちりめん漁待ちですが、水温の加減か各地漁が遅れ気味で、おまけに在庫もすべてなくなり、細々と輸入ちりめんを販売してつないでいる状況です。煮干は、長崎、愛媛産中心の入荷で、kg1500~1200円中心の相場で推移しています。 |
汐鮭、汐鯖 |
塩鮭については、時鮭はロシアとの交渉が纏まり、4月15日より出漁してますが、紅鮭は新聞等での発表があったようにウクライナ問題に起因したロシア下院で沖流し漁の禁漁問題があり、今年は出れるかもしれませんが、来年はかなり怪しいのではないかと見ています。在庫品は9、10尾サイズが少なく、7、8尾サイズと大き目のものに中心が移ってきました。塩鯖は、ノルウェー産は600UP原料が少なく、300/500サイズ中心となりました。製品が8kg18、20尾となり、16、18尾の売りやすいサイズのものが少ない状況です。 |





















