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市況情報

野菜・果実の市況:平成28年1月

野菜

1月の野菜の概要は、上旬まで暖かい天候が続いた為、重量品目中心に生産が平年より早く、潤沢な入荷となりキャベツ・大根等の価格安が目立った。
下旬にかけては曇天と急激な冷え込みにより、胡瓜・茄子・トマトなど生育が停滞し供給量の減少から価格高となったが、野菜全般的には主力品目の入荷が潤沢にあり単価安の展開であった。

果実

年明け上旬は暖冬で高温日が続き、中旬以降は真冬となり厳しい寒波日の連続で主力品目の入荷が減少となり、全般に単価高の販売で推移した。
温州みかんは残量が少なく、体質が弱く貯蔵入庫も少なかった為、入荷量が減少し高値で推移した。いちごは、年内前進出荷の影響や1番から2番果の端境期や寒波と相成りダラダラ出荷となり供給量が大幅に減り、月平均単価が前年の2割高となった。
りんごは、青森県産が主力で本県在庫数量(昨年12月末時点)は前年並みの23万8366トンの発表であったが、主力のふじは前年を2%下回った。作柄は、開花期間中の好天で結実量は多く肥大も平年を上回った。しかし昨年10月に発生した暴風の影響で、樹上損傷を受け下位等級品の割合が高かった。
年明けから中晩柑類の販売がスタートしているが、温州みかんの好販売を引き継ぎ堅調な相場となった。

主要品目の市況

キャベツ

年内から年明けにかけて平年より寒さの緩い天候が続き、生育が良く潤沢な入荷であった為、価格は例年より大幅な安値展開であった。

胡瓜

中・下旬の急激な冷え込みと曇天により、生育がとまり各産地の出荷量が減少し、例年より高値の価格で推移した。

トマト

各産地、冷え込みの影響で着色が悪かった為、全体量は減少し、価格は高値で推移した。

伊予柑・デコポン他

中晩柑類の出荷を迎え、当初表年の為増産予想の品目が目立ったが生育期の天候不順に見舞われ、各品目とも正品率の低下で出荷量が下方修正される中での販売となった。

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