鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:平成28年8月
鮮魚全体に漁悪く、入荷減少。浜値高も続く。
イカ類は、原料が少なく相場強含みに。
海老類は、ブラックタイガーは入荷減少で相場やや強含みに、バナメイはやや弱含みに。
凍魚類は、入荷順調、相場保合です。
今月も引き続き、塩干商材は原料事情が悪く、相場高の状況が続いています。
秋冬商材の切り替え時に量目変更などで、値上げを行い急場をしのいでいるのが、実情です。
練製品は、秋冬商材への切り替えが始まりますが、特に大きな変更は無く、昨年並みの相場になりそうです。
主要品目の市況
鮪(生・冷凍) |
生キハダは、東南アジア各地からの入荷が中心で、入荷やや少なく、相場はやや強含みでした。 |
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真鯛(天然・養殖) |
天然鯛は、入荷減少 |
鯵・鯖 |
丸アジは、九州各地、三重、和歌山県産中心の入荷で、入荷はやや少なく、相場は保合でした。 |
スルメイカ・剣先イカ |
スルメイカは、青森、岩手県産中心の入荷。4kg20~25入中心の入荷で、冷凍原料が払底し、冷凍物の相場は近年見たことが無い高値になっていることから、相場は強いです。 |
貝類・ウニ |
貝類は、盆以降の台風の影響で入荷が急に減少し、各品目とも入荷少なく相場強い。 |
冷凍かれい |
カラスカレイは、入荷少なめ、相場保合ですが、今後は中国の買い発動次第で相場は変化しそうです。 |
冷凍鯖・鰆 |
鯖は、国産原料はほぼ使いきり、ノルウェー産での対応です。 |
冷凍えび |
ブラックタイガーは、盆前より相場は強含みに。 |
ちりめん・煮干・丸干 |
国産ちりめんは、各地とも水揚げが一段落し、浜値は強含みですが、品質は良くない状況です。 |
汐鮭・汐鯖 |
鮭鱒は、チリ産の銀鮭、トラウト、アトランなどの入荷少なく、相場強含みに。年末にかけて、kg300円程度の値上げがあるかもしれません。 |