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市況情報

野菜・果実の市況:2021年1月

野菜

1月の実績は、取扱数量946t(前年比88.0%)、取扱金額1億4,625万円(前年比108.2%)でした。低温、干ばつの影響により12月の安値に比べ、相場的にはやや上向きになり、平年並みの単価に近づきました。茄子、胡瓜、ピーマン等の果菜類の出荷が減少し、相場は回復傾向にありました。前回の緊急事態宣言の時と比べ、量販店の荷動きは鈍いものとなりました。
 
 

果実

1月の実績は、取扱数量240t(前年比121.9%)、取扱金額6,878万円(前年比100.8%)でした。2回目の緊急事態宣言により、飲食店や宿泊施設などの業務需要が大きく減退し、品目によっては、単価が前年比より3割ほど下落したものもありました。輸入果実においても、この時期の業務需要比率が高く、特にオレンジ等柑橘類やパイン、キウイの相場が低迷しました。前回の宣言時よりも今回の方が量販店の荷動きが悪く、中晩柑類や苺など安定的な入荷があったものの相場を押し上げるまでには至りませんでした。


主要品目の市況

人参(愛知県・鹿児島県)

愛知県産主力の入荷販売でした。
低温の影響もあり、入荷については前年より少なく、単価については前年に比べ上回りました。
 

白菜(愛知県・鹿児島県他)

愛知、鹿児島県産主力の入荷販売でした。
入荷についてはほぼ前年並みで、価格についても前年並みで推移しました。
 

みかん(和歌山県・徳島県)

令和2年度末の在庫が多く、産地の出荷が遅れた為、和歌山県産の入荷が、昨年より上回りました。
月内を通して昨年より2割程度の安値で推移しました。

ふじ(青森県・秋田県)

産地在庫が多く、小玉や着色不良などの下級品の発生が昨年より目立ち、1割程度の単価安で推移しました。
また、輸出向け需要も低調であった為、全体的に相場は低迷しました。

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