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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2023年7月

鮮魚

7月の実績は、取扱数量32t(前年比58.8%)、取扱金額5,167万円(前年比74.9%)で推移しました。
各産地の魚種及び漁獲量が激減しており、その影響により浜値価格が上昇しました。

冷凍魚

7月の実績は、取扱数量17t(前年比84.3%)、取扱金額2,636万円(前年比96.3%)で推移しました。
国内市況については、為替が円安傾向に進んでいること及びお盆商戦前の引き合いが始まっており、取引価格はやや強含みで推移しました。

加工水産物

7月の実績は、取扱数量19t(前年比112%)、取扱金額1,563万円(前年比98.2%)で推移しました。
加工水産物全般的に国内取引価格については、為替が円安傾向に進んでいることから、強含みで推移しました。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

生マグロ:養殖中心でサイズ的に小さく、出荷本数が減少したため、取引価格は高値で安定しました。
冷凍マグロ:水揚げ量が少ないことから、取引価格は高値で推移しました。

真鯛(天然・養殖)

単価の高い2.0kg超サイズの流通量が減少し、需要の多いサイズの取引価格が上昇しています。

鰯・鯖

いわし:漁獲量が極端に少なく、入荷がほとんどありませんでした。
さば:例年に比べ漁獲量が少なく、発注数を補えませんでした

スルメイカ・剣先イカ

スルメイカ:7月中の取引価格は、高値で安定しました。
剣先イカ:漁獲量が極端に少なく、入荷がほとんどありませんでした。

貝類・うに

ばい貝以外は、漁獲量が少なかったことから、取引価格は高値で安定しました。

冷凍かれい

前月に引き続き、原料相場は強含みで推移したものの、製品相場は、高値による販売鈍化の傾向から、横這いで推移しました。

冷凍鯖・鰆

冷凍鯖:相場は横這いからやや強含みで推移しました。
鰆:現地在庫が品薄であることから、10月の新物水揚げが始まるまで価格相場は堅調に推移すると予想しています。

冷凍えび

ブラックタイガー:価格相場は、横這いで推移しました。
バナメイエビ:円安と産地での価格上昇の影響から、小型サイズを中心に取引価格が上昇し、堅調に推移しました。

ちりめん・煮干・丸干

カタクチイワシの不漁により各産地マイワシでの製品へシフトしました。

汐鮭・汐鯖

定塩製品について、取引価格は横這いで推移しました。

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