鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2023年12月
12月の実績は、取扱数量46t(前年比65.6%)、取扱金額8,898万円(前年比74.0%)で推移しました。
時化の影響により取扱数量が少なく、厳しい販売状況が続きました。鮮魚その他の商品は、浜値が値上り、年末商戦が低迷状態で続いたため、取扱数量は減少しましたが、売上高は例年並みで推移しました。
※加工センターでの取扱分を含めると取扱数量149t(前年比209.9%)、取扱金額19,509万円(前年比162.4%)で推移しました。
12月の実績は、取扱数量23t(前年比118.0%)、取扱金額3,463万円(前年比106.6%)で推移しました。
サバ・サワラ以外の商品については、全般的に販売価格は横這いで推移しました。
今後の輸入原料に係る販売価格は、為替の影響を受け変動すると予想しています。
※加工センターでの取扱分を含めると取扱数量24t(前年比121.1%)、取扱金額3,522万円(前年比108.4%)で推移しました。
12月の実績は、取扱数量18t(前年比108.1%)、取扱金額5,561万円(前年比135.4%)で推移しました。
イクラの製品価格は、秋鮭漁が前年並みの供給量で推移したため、横這いから軟調となり、前年より安価で推移しました。全般的に輸入原料を用いた加工品については、為替変動が価格決定に大きな影響を与えました。
主要品目の市況
鮪(生・冷凍) |
生マグロ:注文通りの入荷量でしたが、関連経費の上昇から高値で安定しました。 |
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真鯛(天然・養殖) |
天然:20日以降の時化により、取扱数量が前年と比べて70%に減少しました。 |
鰯・鯖 |
かなりの不漁となり、入荷量が減少しました。 |
スルメイカ・剣先イカ |
スルメイカ:月内を通じてほぼ入荷がない状態でした |
貝類・うに |
高値で推移しました。相対注文での数量確保に努めました。 |
冷凍かれい |
原料価格は、前月に引き続き高値を横這いで推移し、輸入量は減少傾向となりました。 |
冷凍鯖・鰆 |
鯖:国産真サバの水揚げが進まないことから、ノルウェー産の原料価格が上昇傾向となりました。 |
冷凍えび |
ブラックタイガー:為替の変動次第ではありますが、取引価格は横這いからやや弱含みで推移しました。 |
ちりめん・煮干・丸干 |
ちりめん:端境期を迎え、水揚げが減少しました。 |
汐鮭・汐鯖 |
ノルウェー産塩サバ:搬入量は前年より減少し、価格は高値で横這いとなりました。 |