野菜・果実の市況:2025年1月
1月の実績は、取扱数量477t(前年比90.5%)、取扱金額13,612万円(前年比140.5%)でした。
全般的に、入荷数量が減少し、単価高で推移しました。上旬、中旬においては、重量野菜中心に堅調な販売金額で推移しましたが、下旬以降は、品目によっては入荷量が増加したものの、高値からの反動により販売数が伸びず苦しい展開となりました。
1月の実績は、取扱数量105t(前年比89.2%)、販売金額4,467万円(前年比82.5%)でした。
主力品目の柑橘類は、育成時期の高温などの影響が長期化したことで育成不良品の発生が増え、入荷数量が減少し、販売金額の減少となりました。輸入果実については、引き続き円安傾向のため、取引価格は高値であることから販売に苦戦しました。
主要品目の市況
キャベツ (愛知県) |
取扱数量が減少しましたが、加工、業務業界からの需要が強く、単価高で推移しました。 |
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メークイン (北海道) |
産地の貯蓄残量が少ないことと、天候による輸送障害も影響し、単価高で推移しました。 |
みかん (愛媛県・和歌山県) |
育成時期の温暖化の影響を受けて出回り品が少なく、入荷数量が減少し、単価高で推移しました。 |
イチゴ (熊本県・福岡県・長崎県) |
近年の物価高の影響から消費者の節約志向の購買意欲の減少を受け、業務筋への販売に大苦戦したため、取引数量が減少し、販売金額の減少となりました。 |