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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2024年1月

鮮魚

1月の実績は、取扱数量34t(前年比59.3%)、取扱金額5,752万円(前年比68.6%)で推移しました。
時化が月末まで続き、各産地とも稚魚の成育並びに流通量が少なく、価格は高値で安定しました。
※加工センターでの取扱分を含めると取扱数量117t(前年比202.8%)、取扱金額14,856万円(前年比177.1%)で推移しました。

冷凍魚

1月の実績は、取扱数量11t(前年比74.1%)、取扱金額2,077万円(前年比86.6%)で推移しました。
全般的に原料価格は、前年並みで推移しました。しかし取引価格の相場は、輸送量、人件費や梱包資材等関連諸経費の値上りの影響を受け、高値を横這いで推移しました。

加工水産物

1月の実績は、取扱数量9t(前年比88.9%)、取扱金額1,338万円(前年比91.4%)で推移しました。
年末までは円高傾向であったことから取引価格の相場は、軟化傾向でした。年明けからは円安に戻ったことから各水産加工品は値上げ傾向となりました。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

浜値の相場は、高値で安定しました。
関連諸経費の値上げの影響から価格は高値となり、取扱数量の減少傾向が続いていました。

真鯛(天然・養殖)

浜値は安定していましたが、関連諸経費の値上げの影響を受け、取扱数量は減少しました。

鰯・鯖

いわし:漁獲量が幻滅傾向となり、浜値が高いことから販売数は減少しました。
さば:大型サイズの流通量が少なく、高値が続いていました。

スルメイカ・剣先イカ

スルメイカ:入荷がありませんでした。
剣先イカ:相対販売で集荷しても単価が非常に高く、販売に苦戦しました。

貝類・うに

相対取引で集荷対応し、価格は高値で安定しました。

冷凍かれい

大型サイズの原料が少ないことから、原料及び製品の価格は高値を横這いで推移しました。

冷凍鯖・鰆

サバ:サバの原料相場については、高値を横這いで推移しました。
サワラ:前年と比べ漁獲量が豊富で在庫量も増加しているものの、前年の高騰した価格の影響を受け、高値を横這いで推移しました。

冷凍えび

ブラックタイガー:国内在庫はやや少なめで、相場は強含みで推移しました。
バナメイエビ:取引価格は徐々に強含みで推移したため、前年より高値で推移しました。

ちりめん・煮干・丸干

ちりめんは、端境期を迎えたことと、寒冷であったことから水揚げが減少しましたが、前年の高騰した価格の影響を受け、価格相場は、前年並みで推移しました。

汐鮭・汐鯖

汐鮭:原料も順調に入荷された影響で、相場は横這いで推移しました。
汐鯖:相場は、前年より少ない入荷量のため、高値で推移しました。

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