野菜・果実の市況:2024年1月
1月の実績は、取扱数量527t(前年比58.0%)、取扱金額9,689万円(前年比63.9%)でした。
上旬は温暖な気候で推移したものの、中旬以降は一気に冷え込み、各市場において不安定な市場流通となったため、前年を下回る入荷量となりました。販売面については荷動きが悪かったことに加え、物価高による消費者の節約志向の影響が大きく、厳しい販売展開となりました。
1月の実績は、取扱数量118t(前年比78.0%)、取扱金額5,413万円(前年比95.3%)でした。
柑橘類及び林檎類は、全国的な天候不順の影響により不作傾向となったため、入荷量が減少し、単価高で推移しました。輸入果実は、昨年から継続している円安の影響で単価高となり、仕入金額に対して販売金額がついてこれず、販売面で苦戦しました。
主要品目の市況
玉葱(北海道他) |
前年より高い単価水準で推移したものの、販売数量が伸び悩んだため、厳しい販売状況となりました。 |
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胡瓜(徳島県他) |
上旬から中旬かけて価格が比較的安定していたものの、下旬以降は高値相場で推移しました。 |
みかん(和歌山県、愛媛県) |
天候不順の影響で和歌山県産及び愛媛県産の入荷量が減少した影響により、月内を通して単価高で推移しました。 |
苺(長崎県、福岡県) |
1月前半の寒波の影響で上旬においては入荷量が大きく減少しました。中旬から下旬にかけては順調な入荷量で推移したものの、月内では取扱数量減の単価安となりました。 |