野菜・果実の市況:2024年6月
6月の実績は、取扱数量483t(前年比76.0%)、取扱金額9,632万円(前年比86.1%)でした。
6月上旬まで、取扱数量が減少し、単価高で推移しました。中旬以降は土物(馬鈴薯・玉葱・人参)以外のキャベツ、白菜及び果菜類が潤沢な入荷となり、単価安となりましたが、継続的な入荷により需要数より供給数が上回ったため、厳しい販売内容となりました。6月全般を見れば、スーパー等々の発注量も少なく、荷動きは悪い結果となりました。
6月の実績は、取扱数量156t(前年比121.6%)、取扱金額5,040万円(前年比108.3%)でした。
全国的に気温上昇の影響を受けたため、桜桃や葡萄類などは出回り量が減少し、数量減となりました。逆に西瓜類などは、気温上昇の影響を受け好調な販売となりました。輸入果物については、引き続き円安傾向の影響から単価高による販売に苦戦しましたが、外食産業のインバウンドの影響を受け一部は持ち直しの傾向となりました。
主要品目の市況
馬鈴薯 (長崎県他) |
低温の気候から成育不良の影響を特に受け、取扱数量が減少し、単価高で推移しました。 |
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キャベツ (愛知県他) |
天候不順の影響を受け、取扱数量が減少し、単価高で推移しました。 |
ふじ(青森県) |
青森県産の在庫が少なく、月内を通して入荷減の単価安で推移した。 |
西瓜 (熊本県・鳥取県) |
6月を通して気温が例年より高く、数量及び単価は好調に推移した。 |