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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2024年10月

鮮魚

鮮魚の実績は取扱数量35t(前年比98.1%)、取扱金額5,917万円(前年比103.6%)で推移しました。
全般的に海水温度が高いことから水揚量も少なく、漁獲時期がズレました。相変わらずイカ・タコの入荷が少ない状況でした。
魚価は平均的に高値で推移しました。
※加工センターでの取り扱い分を含めると取扱数量158t(前年比448.8%)、取扱金額22,638万円(前年比396.3%)で推移しました。

冷凍魚

冷凍の実績は、取扱数量16t(前年比94.3%)、取扱金額2,474万円(前年比91.0%)で推移しました。
ノルウェー・国内共に真サバの入荷量が少ない状況が続きました。
年明けのノルウェー産塩サバ製品の価格は、が高値推移となり加工筋においては厳しい状況が続くと予想しています。

加工水産物

加工水産物の実績は、取扱数量13t(前年比132.1%)、取扱金額1,419万円(前年比97.8%)で推移しました。
年末に向けてカニの荷動きがありました。ズワイガニの取引価格はロシア産で前年より高値で推移しました。タラバガニの取引価格は前年並みで推移しました。
※加工センターでの取り扱い分を含めると取扱数量13t(前年比137.7%)、取扱金額1,632万円(前年比112.4%)で推移しました。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

天然:本マグロはカナダ・北海道・青森から入荷しました。
養殖:大分・鹿児島・長崎から入荷しました。取引価格は前年より高値で推移しました。

真鯛(天然・養殖)

天然:兵庫・愛媛・和歌山から入荷しました。入荷量は前年並みでした。
養殖:愛媛中心で入荷しました。

鰯・鯖

サバ:東海方面からのサバの入荷は少なく鳥取・長崎から入荷も小型が中心となって入荷しました。
イワシ:大羽の入荷が極端に少なく中小羽が主体で入荷しました。取引価格は前年より強含みで推移しました。

スルメイカ・ケンサキイカ

スルメイカ:継続的に入荷量の少ない状況が続きました大型が少なく中小型が中心でした。
ケンサキイカ:スルメイカ同様に入荷量が少ない状況でした。

貝類・うに

牡蠣:養殖カキが広島・岡山・兵庫・宮城から入荷しました。取引価格は前年より高値で推移しました。
うに:生うに(国産)は高値で推移しました。12月に向けて更に取引価格は強含みで推移しました。

冷凍かれい

カナダ産の搬入量が少なく現地で高騰しました。
国内搬入の原料は高値で推移しました。

冷凍鯖・鰆

サバ:国産真サバの水揚げも期待できず加工品についてはさらに高騰すると予想しています。
サワラ:12月からの韓国・中国に期待しています。

冷凍えび

ブラックタイガー:年内の相場は強含みでした。取引価格は全体的に高い状況でした。
バナメイエビ:取引価格は前年よりも高くなりました。

ちりめん・煮干・丸干

丸干し:大分・鹿児島・宮崎からウルメが主に入荷しました。入荷量は少なく入荷時期も遅れました。
ちりめん:相場は高く入荷量も少ない状況でした。

汐鮭・汐鯖

汐鮭:値上げの状況下でも消化は順調でした。
汐鯖:ノルウェー産の搬入.が始まりました。入荷量は前年より少ない状況でした。

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