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市況情報

鮮魚・冷凍魚・加工水産物の市況:2024年11月

鮮魚

鮮魚の実績は取扱数量32t(前年比93.1%)、取扱金額5,955万円(前年比107.9%)で推移しました。
全般的に海水温度が高い為、旬のサンマの入荷量に影響がでています。入荷は小型が多く、高値で推移しました。タコ・イカは水揚げが継続して入荷が減少しており、価格は高騰しました。また、環境が変化しているため、伊勢エビが東北宮城石巻で水揚げされるなど、海水温は上昇しました。
※加工センターでの取り扱い分を含めると取扱数量190t(前年比558.7%)、取扱金額26,585万円(前年比481.7%)で推移しました。

冷凍魚

冷凍の実績は、取扱数量16t(前年比87.6%)、取扱金額2,426万円(前年比85.7%)で推移しました。
サバの不漁によりサバ加工品や塩サバ等に影響が出ました。国内・海外共に不漁が続いているため、加工業者においてはこのままの状況が続くと厳しいと予想しています。
カレイについても年々搬入量が減少しているため、この不漁による高値が続くと予想しています。

加工水産物

加工水産物の実績は、取扱数量12t(前年比84.9%)、取扱金額1,887万円(前年比92.3%)で推移しました。
年末に向けての品目では塩数の子が始まりました。カナダ・北海道から入荷しましたが、ブリストルからの入荷はありませんでした。入荷量は前年並みですが取引価格は前年より高値でした。

主要品目の市況

鮪(生・冷凍)

天然:生本マグロは奄美・長崎・大分方面より養殖物中心に入荷しました。
冷凍:冷凍インドマグロはケープから入荷しました。キハダマグロ・メバチマグロも前年並みに入荷しました。

真鯛(天然・養殖)

天然:四国・和歌山・兵庫・岡山から入荷しました。
養殖:愛媛・高知・三重から順調に入荷し、年末にかけて焼鯛用の1kg以下の需要が上がりました。

鰯・鯖

サバ:各地、特に三陸沖や東シナ海の真サバの水揚げが少なく、今後は長崎から済州島付近の水揚げに期待しています。

スルメイカ・ケンサキイカ

スルメイカ:全国的に不漁が続いているため、水揚げが少ない状況が今後も続くと予想しています。
ケンサキイカ:長崎・山口から入荷していますが、入荷量は少ない結果となりました。

貝類・うに

カナダ産を中心に価格は高騰しました。特に0.5~0.7kgのサイズが不漁でドレス原料が強含みでした。
取引価格はドレス・フィレ共に相場は強含みで推移しました。

冷凍かれい

カナダ産を中心に価格は高騰しました。特に0.5~0.7kgのサイズが不漁でドレス原料が強含みでした。
取引価格はドレス・フィレ共に相場は強含みで推移しました。

冷凍鯖・鰆

サバ:大西洋サバは中小サイズが減少しており、価格は高騰して過去最高値となりました。取引価格は前年より高値で推移しました。
サワラ:韓国産が入荷しました。相場は強含みでした。

冷凍えび

サバ:大西洋サバは中小サイズが減少しており、価格は高騰して過去最高値となりました。取引価格は前年より高値で推移しました。
サワラ:韓国産が入荷しました。相場は強含みでした。

ちりめん・煮干・丸干

ちりめん:入荷量は少ない結果となりました。取引価格は前年より高値で推移しました。
丸干:入荷は減少しているため、取引価格は前年より高いと予想しています。

汐鮭・汐鯖

汐鮭:塩銀鮭の原料相場が堅調な状況から製品価格も堅調となり取引価格は前年より高くなりました。
汐鯖:大西洋サバの原料の高騰により、製品である塩サバの価格も強含みで推移しました。

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