2016年1月の食材
2016年1月の食材【とらふぐ】

寒くなり鍋のシーズンがやってきました。鍋の具材と言えば「ふぐ」は代表的な存在です。一口でふぐと言ってもその種類はなんと500種類近くありますが、その中で食用にできるものはわずか22種類です。よく目にするのは「マフグ」や「カラスフグ」などですが、なんと言っても「とらふぐ」が最も高価で美味だと言われています。
ふぐと言えば「毒」を思い浮かべる方は少なくないと思いますが、ふぐには食べられる箇所と食べられない箇所があり、その箇所も種類によって異なります。
「とらふぐ」の食べられる箇所は、筋肉(身の部分)、皮、精巣(白子)でそれ以外の部分は毒があるため食べられません。
身や皮などに含まれる主な栄養成分は、高たんぱく質で低脂肪、低カロリーな身質の魚です。身や皮には豊富にコラーゲンが含まれていますので、同時に食べるとお肌の美肌効果や関節痛の緩和に有効だと言われています。
主産地
当市場では、九州方面(長崎県、熊本県、大分県など)から入荷されています。また、天然・養殖物の比率は、天然10%、養殖物は90%です。
選び方
ふぐの調理には「ふぐ調理師」の資格が必要なため、スーパーや魚屋さんではほとんど調理済のものを販売しています。身を選ぶときはプリプリした物を選びましょう。判らない時はお店の方に尋ねるのも一つの方法です。
食べ方
主な食べ方は、皮の湯引き、てっさ、から揚げ、寿司、てっちりなどがあります。
(情報提供)
神港魚類株式会社 尼崎支社 高田さん
尼崎水産物卸協同組合 (株)魚熊 長岡さん